サクラマス研究

サクラマス、私のルアータックル

タックルの選定は、対象魚、フィールド、アングラーの好みで決定されます。対象魚はサクラマス、フィールドは川幅数100メートルの大河です。私はタックルを大切にしますが、コレクションや道楽にはしません。したがって、高価なタックルは使用していませんし、必要ありません。

ルアーロッド

大河でルアーをキャストする場合、ロッドは重要です。重いスプーンを遠投できる上に、流れに負けないパワーが必要なのです。しかし、メタルジグをキャストするようなビンビンしたロッドは、足元でサクラマスをバラす原因になります。また、ミノーイングロッドも好みではありません。スプーンを超遠投できないからです。

私のロッドは、

  1. ダイワ シルバークリークS 9ft(MLアクション)旧モデル
  2. ウエダ トラウトプラッギングスペシャル 8.5ft
  3. リョービ ストリームライン サクラマススペシャルU86

1は、既に廃盤になって久しいです。しかし、25gのスプーンを遠投させたら右に出るロッドはありません。川岸に並んでスプーンをキャストした際、いつも1番飛ぶのは私です。飛ばせばいいというものではないですが、気分がいいです。また、ミノーもよく飛びます。ミノーイングで困ることはありません。

2は、ミノーロッドです。20g程度のスプーンもキャストできることになっていますが、まったく飛びません。沖でサクラマスが跳ねた時、私のスプーンは届かず、友人のスプーンが届いて一発でヒットしたことがあります。これでは面白くありません。しかし、ミノーにはいいです。まずバレません。もしこのロッドでバラしたら、それはロッドではなく腕のせいだと思います。だから、遠投の必要のない中規模以下の河川で釣るにはいいと思います。

3は、平成15年からメインウェポンとして使用しています。1と2のロッドは、ジョイントが緩みやすい欠点がありますが、このロッドは大丈夫です。また、スプーン、ミノーともよく飛びます。今時の流行のロッドは、ガイドが沢山付いていますが、このロッドは6個しかありません。別段困ったことはないのですが・・。

最初の1本を選ぶなら、重いスプーンを遠投できるトラウトロッドをオススメします。ミノーイングロッドは2本目のサクラマスロッドと考えるべきです。

スピニングリール

諸氏は意外に思うかもしれませんが、私は現在シマノアルテグラC3000とアルテグラ3000を使用しています。もっと高級機種もありますが実用的意味からは必要ありません。これで充分です。

差し支えがあるかも知れませんので具体的なメーカーや機種名は伏せますが、何十年もモデルチェンジしていない骨董品のような海外のスピニングリールがあります。根強い人気がありますが、サクラマスのルアーフィッシングには向きません。国内の最新機種は全て糸よれ対策がなされていますが、海外の骨董品クラスはそのような機構がありません。したがって、ライントラブル必発です。また、ラインの平行巻き機構が弱く、PEラインに対応できません。やはり、ライントラブル必発です。さらに、スプールの長さが短いので、ルアーの飛距離が出ません。以上より、古い海外の機種を購入しない方がいいと思います。

ライン

以前は10IBのナイロンラインを使用していました。しかし、2シーズン前からPEライン1〜1.5号を使用しています。1度PEラインに慣れると、その伸びのない感度のよさは癖になります。時折ナイロンラインを使用すると伸びきったパンツのゴムみたいに感じます。私はPEラインをオススメします。

PEラインは感度がいいので、ラインを通して流れや底を手に取るように知ることができます。また、同じ強度ならナイロンラインより細いので、キャストの飛距離が出るし、流れの抵抗も少ないです。私は先端をダブルラインにしてナイロン4号のリーダーを50cm付けて使用しています。

(最近発売された東レシーバス1号(15Ib)は、オススメです。廉価ですし、1号でランカーのスズキ(シーバス)をゲットしたこともあります。興味のある方は、オンラインショップ、ナチュラムを覗いて下さい。また、平成15年GWよりバークレー ファイヤーラインを使用し、とてもいい感じを得ました。次頁をご覧下さい。)

関東から遠征してくるアングラーの中には、時折6Ibのナイロンラインを使用している人がいます。釣堀や湖の放流ニジマスなら60cmオーバーでも大丈夫でしょうが、貴重なサクラマスのバイトをつまらないラインブレークで台無しにする恐れがあります。また、根掛かりによるルアーの損失もバカになりません。私は、ナイロンラインなら10Ib以上をオススメします。

サクラマス釣りのルアー

■私はスプーン党

サクラマスのルアーフィッシングはスプーン党とミノー党に分かれますが、私はスプーンが大好きです。近年はミノー全盛ですが、メーカーとマスコミの企業戦略のような気がします。高価なミノーの方が儲かるからでしょう。しかし、サクラマスは、スプーンかミノーか?でデータで示しましたがスプーンも捨てたものではありません。だから私はスプーン党です。そもそもミノーの連続トウィッチとスプーンの只巻き、魚から見て差があると思いますか?

サクラマスのヒットスプーンで紹介しましたが、コータックコンデックス25gと18g、ダイワクルセダー17gやチヌーク17gあたりが定番です。カラーは赤金を中心に、銀、赤銀、金を用意するといいと思います。

■サクラマスのミノー

スプーン党の私ですが、ミノーも使用します。サクラマスのヒットミノーで紹介しましたが、シュガーディープ、ショートビル、マグミノーの9cm前後がいいです。特にマグミノーは価格が安く、強い流れの中でも安定しており中層をしっかり泳ぎます。オススメです。 カラーは。黒金とオイカワと赤金が好きですが、これでなくてはダメだということはありません。


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