サクラマス研究

ファイヤーラインのススメ

PEライン

近年、ソルトウォーターのルアーフィッシングでは、新素材のラインが主流になりつつあります。それに対して、トラウトルアーフィッシングでは、相変わらずナイロンラインが主流のようです。

しかし、サクラマス、私のルアーフィッシングタックルでお話したように、私はPEラインが好きです。同じ強度ならナイロンラインより細いこと、ラインの伸びがほとんどないので高感度なことが好きな理由です。これらの特性により、ルアーの飛距離が伸びること、ルアーの操作性が向上することが期待できます。しかし、PEラインはライン自体に張りがなく、ライントラブルを起こしやすいので、これを嫌うアングラーも結構いるようです。

ファイヤーライン

バークレーのファイヤーラインは、細くて高感度であるというPEラインの特性を持ちつつ、ライン自体に硬度を与えてライントラブルを防ぐことに成功しています。私は平成15年のゴールデンウィーク(4月29日)よりファイヤーライン16Ibを使用していますが、ライントラブルもなく、5月10日時点でサクラマス11尾ゲット、バラシ0尾です(最大64cm)。

昨年までPEラインを使用していましたが、今回の経験より、今後はファイヤーラインをメインに使用していく予定です。唯一の欠点は高価なことですが、最近3割引で入手できるようになりました。また、通常のPEラインでライントラブルを生じやすいことを考えると、結局ファイヤーラインの方が安くつくようです。

現在販売されているファイヤーラインには、各種Ibが用意されていますが、私は16Ib(1.2号)がいいと思います。これより太いラインは、細さという特性を充分発揮できませんし、16Ibあれば強度的には問題ありません。これより細いラインでは、ちょっとしたラインの傷でラインブレークする危険があります。したがって、16Ibがオススメです。

カラーには、グレーとグリーンの2種類があります。私は現在グレーを使用していますが、視認性が悪いです。次回購入時は迷わずグリーンを選択するつもりです。皆様にもグリーンをオススメします。

ラインシステム

ファイヤーラインを使用する際、ラインとルアーを直結してもかまいませんが、私は高切れを防ぐためラインシステムを組んでいます。すなわち、ファイヤーラインをダブルラインにし、先端にナイロンライン3か4号のリーダーを連結しています。私の経験では、リーダーを5号にすると、根掛かりした場合、容易に切れないため苦労します。場合によっては手が切れてしまいます。したがって、リーダーは3か4号をオススメします。

ファイヤーラインのススメ

私の経験では、ファイヤーラインを使用すると間違いなく釣果が向上します。また、快適なキャスタビリティ、ラインを通してルアーの泳ぎや水中の流れを感じるセンシティビティ、これらはサクラマス釣りの釣趣を豊かにしてくれます。私は自信を持ってファイヤーラインをオススメします。

なお、最寄の釣具屋さんにファイヤーラインがない場合、オンラインショップ ナチュラムで、3割引にて購入できます。


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