サクラマス研究

サクラマスのルアーフィッシングの時期、場所

サクラマスのルアーフィッシングの時期

■サクラマスはいつ川にいるか?■

サクラマスは1年のうち、いつ川にいるでしょう。私は、サクラマスを3月から7月にかけて釣り上げています(サクラマス釣りのシーズン参照)。したがって、当たり前のことですが、この時期はサクラマスは間違いなく川にいます。

では、7月から秋の産卵期までの間、サクラマスはどこにいるのしょう。やはり川にいます。中流域の深い淵の底やエゴの下には、水温の低い湧水が湧いています。真夏、川の表面水温が20度以上になっても、ここならサクラマスが生存することができます。ちなみに、サクラマスの生存可能水温は23度以下です。

ここだけの話ですが、暑い夏の盛り、深い淵に潜ってサクラマスを捕る人がいます。場所を聞くと、なるほどと思う所ばかりです。私は怖くて潜れませんが・・・・

10月、川に仕掛けたサケの刺し網にサクラマスがかかることがある、と漁師から聞きました。また、アユのゴロカケでサクラマスも釣れることがあります。春から川にいたサクラマスでしょうが、中には遡上直後らしいピカピカの個体もいるらしいです。また、気の早いアングラーは12月にすでにサクラマスを釣り上げています。1月にはある程度まとまった遡上もあり、年によっては相当数が釣れているようです。結局、サクラマスは1年中川にいるとみていいと思います。

■サクラマスのルアーフィッシングの適期■

サクラマスがいくら1年中川にいても、ルアーフィッシングには適期があります。暑い夏の盛りはまず釣れません。私の経験では、表面水温が17度を越すとかなりむずかしいです。私は釣ったことがありません。湧水のある深みなら水温はもっと低いでしょうが、ヒットしません。おまけに、アユ釣りのシーズンと重なるため、静かにポイントを攻めることもできません。

秋も釣れません。また、川でルアーをキャストしているとサケの密漁と勘違いされるかもしれません。せっかくの休日をルアーフィッシングで過ごすなら、海でスズキや青物を狙った方が有意義だと思います。

冬はチャンスかもしれません。ほかにゲームフィッシュはいないし、川もガラガラです。赤川のサクラマスの解禁は正月だし、福井県九頭竜川のサクラマスの解禁は2月です。釣れる釣れないは別問題として、防寒をしっかりして挑戦してみましょう(私は寒がりなので遠慮いたします)。

私は3月から始動です。そして、7月上旬まで頑張ります。たぶん本州北部ならこの時期が適期だと思います。特に私のフィールド付近で高いヒット率を得たいのでしたら、サクラマス釣りのシーズンサクラマスのルアーフィッシングと水温のデータを参照してください。

サクラマスのルアーフィッシングの場所

サクラマスは北海道、本州日本海側と太平洋側関東以北に分布します。先程紹介した川のほかにも、能代川や北上川などがサクラマスのルアーフィッシングで有名です。しかし、名もない小さな河川でもサクラマスは分布しています。ヤマメの釣れる河川であること、アユ釣りができる河川であること、この2つが目安です。ヤマメのいない川にはサクラマスはいないのは道理です。アユ釣りのできる河川なら、水質やポイントも合格です。近所にそのような川があれば、まず、そこをお勧めします。そうすれば、何百キロも遠征して二酸化炭素をばら撒き、地球を温暖化することもないし・・・


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