サクラマスのヒットミノーは？
サクラマスを釣ったミノー
ミノーでサクラマスを合計41尾釣りました。その内訳は、シュガーディープ15尾（36.6％）、シュガーディープショートビル6尾とヨーズリマグミノーがそれぞれ6尾（14.6％）、ＤＤパニッシュ3尾（7.3％）、ラパラＣＤとレックスメディアムディープとアイルマグネットSがそれぞれ2尾（4.9%）、その他5尾（12.2％）でした（図１）。なお、その他の内訳は、シュガーミノー、リップレスベイト、パゴスミノー、フラッシュミノーです。
以上のように、ディープダイバーやミディアムディープが効果的です。諸氏はパゴスミノーを意外に思うことでしょう。これは、白泡帯で小魚をチェイスしていた40cm未満の小型のサクラマスを仕留めたものです。たぶん太い流れのサクラマスには通用しません。本流のサクラマスを狙うなら、シュガーディープ、ショートビル、マグミノーです。
マグミノーはミディアムダイバーなので、通常のディープダイバーで根掛かりするポイントに適しています。また、バランスがよく強い流れの中でもきちんと泳ぐので最近気に入っています。その上、値段がかなり安いです。オススメします。
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ミノーのサイズ
ヒットミノーのサイズ（長さ）をまとめました。なお、11cm前後のものを11cm級、8.5〜9.5cmのものを9cm級、6〜7cmのものを7cm級、5cm前後のものを5cm級としました。
ミノーで釣れたサクラマス41尾のうち、11cm級で3尾（7.3％）、9cm級で26尾（63.4％）、7cm級で11尾（26.8％）、5cm級で1尾（2.4％）でした（図２）。
ミノーサイズは9cm級のものが活躍しました。大きな本流では、5〜7cm級では飛距離に問題があり、広範囲なミノーイングが不可能です。したがって、どうしても9cm級が主力となります。
平成15年には、11cm級のミノーを初めて使用し、サクラマスを3尾釣ることが出来ました。ルアーは、レックスミディアムディープとシュガーミノーSです。このサイズのルアーは飛距離が出るので、今後のミノーイングに多用したいと思います。ただし、11cm級のディープダイバーは潜行深度が4mもあり、根掛かりとロストの危険があります。したがって、11cm級のミノーをキャストするならミッドダイバーかシンキングミノーをオススメします。
ミノーのサイズとサクラマスの大きさ
5〜7cm級の小型ミノーで釣ったサクラマス11尾の内訳は、40cm以上のサクラマスが4尾（33.3％）、40cm未満の小型のサクラマスが8尾（66.7％）でした（図３）。
これに対して、9cm級と11cm級のミノーで釣ったサクラマス29尾の内訳は、40cm以上のサクラマスが25尾（86.2％）、40cm未満の小型のサクラマスが4尾（13.8％）でした（図４）。
小さめのミノーでは小さめのサクラマス、大きめのミノーでは大きめのサクラマスが釣れる傾向を認めます。しかし、私の感触では、これは決してビッグベイトビッグフィッシュの法則ではなく、ポイントの違いによるものです。40cm未満の小型のサクラマスは、落ち込みや堰堤下の白泡帯にいます。したがって、堰堤からほとんどキャストせず、流し込んで逆引きする釣り方をよくします。 これに対して、40cm以上のサクラマスは太い流れの中にいます。太い流れでは、どうしても遠投性のある9〜11cm級のミノーを使用します。データは、このようなポイントや釣り方の違いが反映しています。
ミノーのカラー
ミノーで釣ったサクラマス41尾の、ミノーのカラーによる内訳は、赤金で12尾（29.3％）、黒金で9尾（22.0％）、オイカワで8尾（19.5％）、アユで3尾（7.3％）、ニジマスとヤマメで合計3尾（7.3％）、イワシとサバで合計3尾（7.3％）、その他で2尾（4.9％）でした（図３）。
私の個人的経験では、濁った時は黒金がいいです。澄んだ時はオイカワです。オイカワ、ニジマス、ヤマメとで釣果に違いがあるのか疑問です。どれも似たリアルカラーですので、たぶん、釣果に差はないはずです。
以上より、ミノーをそろえるなら、9cm級のサイズの、シュガーディープやショートビル、マグミノーの、赤金、黒金、オイカワをそろえることをオススメします。