ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

サクラマス その3

サクラマスのいけない話

このページでは、サクラマスに関するいけない話を紹介します。もちろん、内緒にお願いします。

当地では、川に潜ってサクラマスを突く漁があります。本当はいけないらしいです。私は決してしたことはありませんが、愛好者2人に話を聞いたことがあります。アングラーなら興味深い話なので紹介します。

某川中流域

その辺りは、梅雨明けの頃でも水温が20度になります。真夏には、たぶん23度くらいまで上昇するかもしれません。夏の夜、水中銃と防水のライトを持って淵に潜るそうです。 常識的に見ると、真夏のその辺りはサクラマス等トラウトの住める水温ではないはずです。ところが、淵は4mも水深があって、底には湧き水が出ているそうです。したがって、水温も低く、なんとヤマメまでいるそうです。場所は秘密です。

夏の夜、ライトを照らしながら潜るとサクラマスがいるそうです。光に驚いていったんは逃げますが、すぐ戻ってくるそうです。そこを水中銃でズドンだそうです。

某川上流域

初夏の頃までヤマメやイワナの釣れる渓流でのお話です。先程の人とは別人です。 夏のその川はアブが有名で、釣り人はあまり近づきません。そんな中でサクラマス突きは行われます。2人1組でやります。2台の車ででかけ、1台を下流に置き、もう1台に2人乗って上流に向かいます。先程とは違い、昼間にやりますので、ライトは入りません。また、浅いですので、大げさな水中銃は使わないそうです。

水はさほど冷たくありませんが、ウエットスーツを必ず着ます。そして、潜らない時も水中眼鏡をかけたままだそうです。なぜかというと、アブ対策なのだそうです。物凄いアブなんだそうです。恐るべし、アブ!

岸から見ると、魚なんか1尾もいないような淵に潜り、大岩の影やエゴの下を探すそうです。すると、いるところにはサクラマスや大イワナが、胸ビレをぴんとはって上流を向いて岩に寄り添って並んでいるそうです。(彼は両手を使ってそのまねをしながら話を進めた。) これをグサッ!とやるのだそうです。残酷ですね!

こうやって、上流から下流に向かって丹念に淵を探っていき、先程駐車した車の所まで来たら終了だそうです。2人でこの車に乗って、上流にとめたもう一台の車をとりに行くのだそうです。

アングラーの皆様は、こんな乱暴なことはやめておきましょう。でも、夏の間のサクラマスの棲家等興味ある話だと思い、紹介しました。

信濃川河口での話

先日、知り合いの釣り人から、いけないけれども面白い話をうかがいました。かなり以前のことです。すでに時効が成立しているので、紹介します。

その釣り人の父上は魚獲りが大好きだったそうです。ある年の年末、寒い雪の夜だったそうです。サケを密漁しようと、新潟西港西突堤付け根の第一港湾信号灯付近に刺し網を掛けたそうです。詳しいことは知りませんが、刺し網を2重にしたそうです。これが効くんだそうです。

翌日、こっそりその網を上げたところ、サケが掛かっていたのはもちろんですが、なんと1mオーバーの入道スズキ(シーバス)も掛かっていたそうです。さらに、腹がこんなに太い(と、彼は身振りで表現した)、サクラマスも掛かってそうです。これは、暮れにはサクラマスの一部はすでに河口にいる証拠です。貴重な情報ですね。

ちなみに、網で取った入道スズキ(シーバス)、記念に魚拓にしたそうです。また、サクラマスは最高に旨かったそうです。

なお、これは違法行為ですので、真似しないでください。



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