ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

サクラマス その2

サクラマスのルアーフィッシング

早期(3月、4月上旬)

雑誌や本を見ると、サクラマスのルアーフィッシングに関して、喧喧諤諤(ケンケンガクガク)、結果より理屈ばかり先行しています。でも、早期のサクラマスは、たまたまいると釣れるだけのような気がしてなりません。

私は3、4月上旬の早期と、6月の後期とかなり違います。早期は海から上って来たばかりで、サバやイナダのような青物系と近い魚のように思います。 多くの釣り人は、早期は水温が低く、活性も低いと考えがちですが、違います。 活性の低い魚が、適水温の海から3℃の川を上るでしょうか。たぶん、やる気満々で、ルアーがあれば何でも食いつくんだと思います。この時期、上ってきた魚が止まるところ(堰堤や急流の下や上)で、サクラマスが上って来るのを待って粘っていれば、きっと、ヒットすると思います。スプーンでもミノーでもあまり関係ないと思います。何尾か釣ったことのある人なら、きっと、実感していると思います。

ただ、掛かった後が問題です。バラシが多いのです。皆さんバラした、バラしたと、バラした回数を自慢しあっているようです。それは仕方ない面もあります。渓流で20〜30センチの魚しか釣ったことがない人が、体重で10倍くらいあるサクラマスをヒットさせても慌てるだけです。その点、いつも海釣りをしている人は、サクラマス程度のサイズの魚は珍しくありませんので、何とかうまくやれると思います。

早期のサクラマスを釣るなら、サクラマスの止まる所で粘ること、ルアーはミノーでもスプーンでも何でもいい、掛かったら絶対バラさないこと、あとは何回も通うこと、これがコツだと思います。

タックル

8〜9ftのトラウトロッド。川の規模で投げるスプーンのサイズが決まります。これに合わせてルアーロッドを選びます。何万円もするルアーロッドは要りません(そういう私は、何万円もするルアーロッドを使っていたりして...)。 リールは3000番クラス。私はナビやリーガル、エンブレムを愛用しています。 糸は10Ib。ナイロン。最近はPEライン1.5号を使用しています。

ルアーはスプーン主体です。狙う層は中層から底層。後は投げて引くだけです。飽きたら、ミノーに替えてみたり場所を移動してみます。

いずれ、後期のサクラマスルアーフィッシングについてもお話します。後期のサクラマスのルアーフィッシングのほうが面白いです。



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