ラインには様々な太さがありますので、前表を参考に、釣りに適した太さのラインを選択します。 太いラインは丈夫ですが、キャストの際、スプール、ガイド、空気の抵抗が大きく、飛距離が伸びません。 また、水の抵抗も大きいため、ルアーが沈みにくく、川や潮の流れを受けやすいです。 反対に、細いラインは、強度が落ちますが、よく飛びます。ルアーの沈みも良く、流れの抵抗も受けにくいです。
先ほど、リーダーについてお話しました。リーダーを効果的に利用することにより、細いラインを使用することが出来ます。したがって、海のルアーフィッシングではリーダーを用いることが一般的です。
ラインとリーダーを連結して使用することを「ラインシステムを組む」といいます。ラインシステムの組み方は「防波堤、青物のルアーフィッシング」で簡単にお話しましたので、ご覧下さい。
トラウトルアーフィッシングでは、ラインシステムを組むことはほとんどありません。それほど遠投するわけでもないし、海のような大物もいないためです。トラウトルアーフィッシングしかしないアングラーには、ラインシステムの組み方を知らない人も結構います。
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市販のナイロンラインは、150m巻きの製品と500〜600m巻きの製品の、2種類があります。 ラインは消耗品ですし、500〜600m巻きの製品が割安ですので、こちらをお勧めします。この500〜600m巻きをボビン巻きといいます。正月とか春のバーゲンの際にまとめ買いすると、さらにお得です。写真は私のボビン巻き軍団です。別頁でも解説しています(ボビン巻き)。
ナイロンラインの値段は、500mで500円位から5000円位のものまであります。経験上、500円〜1000円の製品で十分です。