ルアーフィッシングでは、釣り糸のことをラインといいます。竿はロッド、糸切れはラインブレークといちいちカタカナでいうのがルアーアングラーの慣わしです。
ルアーフィッシングで用いるラインには、ナイロンラインとPEラインの2つがあります。 その他にフロロカーボンがありますが、普段のルアーフィッシングには一般的ではありませんので省略します。
はじめはナイロンラインをお勧めします。
ラインの太さは号数で表示されます。また、強度はポンドテスト(Ib)で表示されています。ややこしいです。でも、急いで覚える必要はありませんのでご安心下さい。 ポンドテスト(Ib)は、聞きなれない言葉です。これは、何ポンドの負荷まで切れませんという意味です。1ポンドは約0.45Kgですので、10ポンドテストのラインは4.5Kgの負荷でも大丈夫です。ただしこれはラインが新品の時の話です。古いラインは劣化していますので、もっと簡単に切れます。
ラインの号数、強度、およその直径を表で示します。これを参考にしてください。(シマノ、ダイワのカタログデータを参考にしました。)
号数 | 強度(Ib) | 直径(mm) | 使用例 |
---|---|---|---|
1号 | 4 | 0.164 | 管理釣り場 |
1.5号 | 6 | 0.205 | 渓流 |
2号 | 8 | 0.235 | 本流 |
2.5号 | 10 | 0.260 | 本流、海 |
3号 | 12 | 0.285 | 海 |
4号 | 16 | 0.330 | スズキ釣りのリーダー |
5号 | 20 | 0.370 | スズキ釣りのリーダー |
6号 | 22 | 0.405 | 青物釣りのリーダー |
8号 | 30 | 0.407 | 青物釣りのリーダー |
(「リーダー」は、「先糸」ともいいます。ラインの先端に繋ぐ太い糸です。重いルアーをキャストする際、荷重でラインが切れることを「力切れ」といいます。リーダーを用いることにより、この力切れを防げます。 また、ラインとルアーの結び目は強度が低下します。例えば、10Ibのラインをルアーに直接結んだ場合、結節部分の強度は10ポンドではなく、約半分くらいす。リーダーを使用することにより、ルアー連結部の結節強度低下を防ぐことができます。)