では、まず私の釣果を示します。今回の一連の釣行で合計19尾のイワナを釣りました。イワナのサイズは26〜48cm(平均34.7cm)、このうち、30cm以上40cm未満は13尾、40cm以上は3尾です。
右図に、体長別釣果数を示します。最もよく釣れたサイズは30cm以上35cm未満です。全釣果19尾のうち45cm以上はたった1尾のみ(5.3%)で、50cmオーバーは釣れませんでした。中禅寺湖や奥只見湖とは大違いです。したがって、タックルを選択する際、この点を考慮する必要があります。
ちなみに図のように棒グラフがきれいな山形を呈すると、なんとなく気分がいいです。釣るべくして大物を釣ったという感じです。この春ダム湖のルアーを始めた釣友はいきなり40オーバーを釣りましたが、この1尾で終わりでした。効率よく大物を釣ったとも言えますが、ビギナーズラックとも理解できます。彼はこの頁を見ているかな?(ダム湖のイワナ釣り(10)参照)。
(なお、釣行の詳細は、釣行記 / ダム湖のイワナ釣り(1)〜(10)を参照して下さい。水温やポイント詳細は、今後あらためて紹介する予定です。)
下表にヒットルアーを示しました。ラパラカウントダウン5cmで15尾(79%)も釣り、ラパラカウントダウン5cmの独壇場でした。
ルアー | 釣果数 | カラー |
---|---|---|
ラパラCD-5 | 15尾 | Gで7尾、TRで6尾、SBO(?)で1尾、ブラウンで1尾。 |
ラパラCD-3 | 1尾 | MMで1尾。 |
ラパラHJ-6 | 1尾 | アユで1尾。 |
モーグルバイブ4S | 1尾 | アユで1尾。 |
ウェイビー5S | 1尾 | オレンジベリーで1尾。 |
入門書によると、湖のトラウトルアーフィッシングには、ロッドは長さ7ft〜9ftルアーウェイト7〜17gのダブルハンドタイプ、リールは3000番台、ラインは8〜12Ibのものを推奨しています。下越で釣れるイワナはお世辞にもビッグトラウトではありません。こんなサクラマスを釣るようなタックルで尺イワナ釣っても何も面白くありません。私はウルトラライトアクション(ロッドのルアーウェイトは2〜7g、リールは1000番台、ラインは4Ib)で十分だと感じています。
また、下越のダム湖の釣りは岡っぱりです。足場のよい所は少なく、ヤブ漕ぎしたり崖を降りる必要があります。ロングロッドは扱いにくいです。ロッドの長さは5〜6ftが適切です。
ルアーに関して、入門書ではミノーは9〜13cm、スプーンは7〜14gのものを紹介しています。先ほど示したように、私の釣果のほとんどはラパラカウントダウン5cmによるものでした。小さなダム湖で大きなルアーをキャストしても、なかなか釣果に結びつかないように思います。
(次頁に続く。)