ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

ダム湖におけるイワナのルアーフィッシング、続き

私のタックル

ダム湖のルアー釣りで釣ったイワナ48cm。

主に使用したタックルを紹介します(右写真参照)。ところで、私は今のところ定職もあり職業的資格も取得していますので、経済的にゆとりがないわけでありません。しかし、生来合理主義的なのか、あるいは単なるケチなのか、ザウルスとかステラとかとは無縁な釣り人生です。

宮本武蔵曰く、「兵具は格別、余の道具たしなまず」。

ルアーロッド

最も多用したルアーロッドは、クイックトラウト5.5ft(2-4g)です。購入価格約2000円、メーカー不詳、ガイドはもちろんSiCでもニューコンセプトでもありません。もうひとつ、エイティック社トラウトシューター7.5ft(4-10g)も使用しました。こちらは購入価格約10000円(約10年前)、ガイドはSiCです。後者のロッドは長さがあるため、使用できる場所はかなり限定されます。

リール

リールは、アルファタックル(エイティック)のマイクロフィッシャートラウトです。購入価格は3200円でした。最近の低価格帯製品では、渓流用リールとして適切なものがありません。重たくて、でか過ぎるのです。このリールは実測重量230g、ボールベアリング3個使用、ギア比5:1、ライン容量4Ib155mと、まずまずです。右上の写真は今回最大のイワナ48cmとクイックトラウト、マイクロフィッシャートラウト、そしてラパラCD-5です。ご覧下さい。

ライン

使用ラインはサンライン社(旭化成)海平1号(500m巻き)850円です。リーダーとして同2号約50cmを組みました。結節方法は、ライン先端をビミニツイストとし、オルブライトノットでリーダーを結節するラインシステムです。

ルアー

ヒットルアーについては先ほど紹介したように、ラパラCD-5が活躍しました。皆さんにも自信を持ってオススメします(ラパラCD-5参照)。

その他

タモ網は必携です。トラウト用のランディングネットは見栄えがしていいですが、崖の上から釣る際は磯タモが便利です。私は最長4mの磯タモを使用、自分の44cm、先述の友人の41cmのランディングに重宝しました。

また、偏光グラスがあると水中の様子が観察しやすいです。イワナや小魚も見えます。例えなくても釣果にはさほど影響しませんが、あったほうが面白いです。

まとめ

以上、平成16年春の経験をお話ししました。ダム湖といっても下越のダム湖は規模が小さく標高も低いです。したがって、たとえば奥只見ダムや中禅寺湖と比較すると釣れるトラウトははるかに小型です。タックルはウルトラライトで十分だと思います。

最後に

加治川のルアー釣りで釣ったイワナ49.5cm。

以前、ワンシーズン一生懸命加治川でイワナを狙ったことがあります。右の写真はその際釣った一番大きなイワナです(体長49.5cm)。私の印象では、下越のダム湖と渓流では大物の釣果に差がないようです。

完全に止水であるダム湖のイワナ釣りは、港湾内のアイナメ釣りみたいです。個人的な好みでは、流れを読まなければならない渓流の方がトラウトルアーフィッシングの醍醐味があり、はるかに面白いです。ひょっとしたら、来年の春はダム湖に行かず、ひたすら川に浸っているかもしれません。


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