サクラマス研究

サクラマス、初期の釣り方

初期の川とサクラマス

■初期とはいつか?

サクラマスの、初期の釣り方を紹介します。具体的に、初期とはいつからいつまでか定義するのは困難です。年により積雪量や雪代の時期が違うからです。私は、シーズン開幕から雪代の増水が始まる前までを初期と捉えています。雪代の増水は、年による変動が大きく一概に言えませんが、4月のことが多いです。

■初期の川の様子

雪代の始まる前のこの時期、川は水位が低く、濁りもありません。水温は6℃以下でしょう。寒い日は、ルアーロッドのガイドが容易に凍り付いてしまいます。しかし、時折、季節はずれの雨や気温の上昇があり、融雪で一時的に増水します。その増水直後、水位の落ち着いた時がチャンスです。

■初期のサクラマスの特徴

サクラマス釣りのシーズンで紹介しましたが、この時期、私はたいした成果を上げたことがありません。したがって、自分の経験だけでなく、釣り場で見かけた状況も交えてお話します。

この時期のサクラマスは、海から遡上してきた個体ばかりです。活性が高く、全くすれていません。群れで遡上して堰堤下などで留まります。スプーンのフォールでヒットしたり、水面から上げようとしたスプーンに飛付くところを目撃したことがあります。

初期のサクラマスの釣り方

堰堤下など、遡上して来たサクラマスの群れが溜まるところがポイントです。群れに当たると簡単に釣れます。私は2000年3月22日に30分で2尾釣ったことがあります。また、運のいいアングラーは、まとめて数尾ゲットすることさえあります。

大事なことは、今、目の前にサクラマスがいなくても、いつか群れが来ると信じて粘ることだと思います。寒いし、群れが来ないかもしれませんが、いいポイントで粘ることが肝要です。群れさえ来れば、仲間の何人かに必ずヒットします。(この、粘って釣ることが、私自身最も苦手な釣りなのです・・・。)


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