ルアーフィッシングの思い出

初体験、サクラマスのファイト2発!

サクラマス3年目

私にとってサクラマスフィッシングは3年目の年でした。とは言っても、1年目はニジマス狙いで、たまたま釣れただけですので、本当の意味では2年目になります。

初めて釣ったサクラマスや、たった8秒でランディングしたサクラマスで紹介したように、はじめの2尾は、サクラマスの引きを全然堪能できませんでした。そして、この2尾でやっと、強力なサクラマスのパワーに度肝を抜かれることになりました。

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サクラマス49cm1.2Kg、シーズン1尾目、ルアーフィッシングの釣果。
写真1
写真1と同じサクラマス。
写真2
57cm1.7Kgのサクラマス。たまらないルックス!
写真3
写真4のサクラマスのアップ像。
写真4

シーズン1尾目のサクラマス

4月下旬、小雨交じりの曇りの日、すでに夕方5時頃になっていました。水温9.5度濁りなし。 大きな淵には、アングラーが3人並んでスプーンをキャストしていました。私は一番下流の淵の開きで、股下まで立ち込み、ひとりミノーをキャストしていました。そこは遠浅で、軽いDDパニッシュ8cmをキャストしても全然飛ばないし、すぐゴツゴツとミノーが底を粉小突くのがわかります。「これじゃあ釣れないなあ。」と不安に思いましたが、ロッドを立て気味にしてノーアクションでリトリーブを繰り返していました。

すると、突然グィッと当たり、反射的に合わせました。ウエダのミノーロッドがグングングンと絞り込まれます。竿先から伸びたラインを目で追うと、水面に突き刺さったラインの向こうで、銀色の魚体がクネクネと体をよじっているのが見えました。「サクラマスだ!」

急に、手が震え足がガクガク、喉がカラカラになるのがわかりました。「落ち着け!」と、自分に言い聞かせました。上流の3人は、私のファイトに無関心を装っています。でもたぶん、「ばれろ!」と心の中で念じていることでしょう。

ロッドテンションが常に一定になるように、魚が突っ込んだらロッドでいなし、魚が休んだらリーリングし、慎重にやり取りしたところ、意外と簡単にタモですくえる範囲まで寄りました。ところが、タモを出すと突然沖めがけて突進、ロッドは、のされて竿先が水面に突っ込みそうになりました。「びっくりした!」

その後も、寄せると突っ込んだり、私の股の間をくぐり抜けたり大騒ぎ。そしてようやく、ランディング。自分としてはかなりてこずりましたが、それほど大物ではなく、49cm1.2Kgしかないメスのサクラマス(写真1)でした。 サクラマスの精悍な顔つき、スリムで銀ピカなボディ(写真2)に、私はしばらく見とれていました。

2尾目のサクラマス

数日後の朝、天気曇り、水温9度。私はダイワチヌーク赤金17gをケースから取り出し、重い流れに挑みました。自分では中層をやや早めにリトリーブしたつもりでしたが、ルアーの泳ぐところが見えるわけでもなし、どうなっていたかわかりません。でも、3投目ですぐヒット!グングングングン!と、引きが伝わってきます。40m位沖でヒットしたので、魚体は全然見えません。先日同様、手が震え、足がガクガクし、喉が乾きます。とにかくラインを緩めないように、それから、魚体を水面に出さないように慎重に寄せました。

ここまでは簡単でした。でも、ここからが大変です。岸まで寄ったら突然突っ込み始めました。寄せては突っ込むの繰り返しです。岸から釣っていた私は、少しずつ川の中に引き込まれました。腰まで引き込まれたところで、何とかタモですくいました。メス57cm1.7Kgのサクラマス(写真3)。彫りの深い顔はなんとも言えない魅力です(写真4)

これがサクラマスのファイトか!

なるほど、これがサクラマスのファイトか!このサイズは海釣りでは珍しくありませんが、川のルアーフィッシングでは巨大です。いつもイワナやヤマメしか釣らないアングラーには衝撃でしょう。雑誌には「サクラマス特有の首を振る動き」と記載されていますが、私には体をくねらせている様に見えました。この動きがロッドに伝わると、グングングングン!と感じます。 また、ヒットした直後より寄った後の方が暴れるみたいです。

サクラマス3、4尾目にして、ようやくそのパワーを実感できて、マスマス、サクラマスが好きになりました。

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