写真1:ニジマス |
写真2:サクラマス |
初めて釣ったサクラマスを紹介します。
以前、私はサクラマス釣りには全く興味がありませんでした。釣れる確率が低いと聞いていたからです。 休日を1日使ってボウズになるより、渓流のフライフィッシングでイワナを釣った方が有意義だと思っていました。 しかし、釣りファンが増加したため、昔のようにのびのびと渓流釣りを楽しめなくなってきました。そこで、数年からルアーフィッシングによる本流釣りに挑戦するようになりました。
その年、某川はなぜかニジマスがよく釣れたのです。サイズは30〜40cmと大きくありませんでしたが、ひどい濁りさえなければ、晴天の真昼間でもヒットしてきました。
7月1日はよく晴れた日でした。川の濁りはなく、水温は16℃でした。 アユの群れが元気に泳いでいます。 本来ならアユカラーのミノーでミノーイングでしょう。しかし、手持ちになかったので、シュガーディープ7cm ヤマメカラーをルアーケースから取り出しました。 まず、流芯脇のかけ上がりを、ダウンクロスキャストで探ったところ、すぐにヒットしてきました。グラスのウルトラライトロッドを絞り込んだのはピカピカのニジマス(写真1)でした。小さく見えますが、これでも33cm位あったと思います。
その後、堰堤下の急流に移動しました。堰堤の上からシュガーディープ7cm ヤマメカラーをダウンキャスト。そして、リトリーブしては流し込んだりと誘っていたところ、しばらくしてグーッとロッドが重くなり、何かがヒットしました。いつものピカピカニジマスのようなランもジャンプもなく、ドラッグも鳴らさずに、もぞもぞしながら寄ってきた魚はなんとサクラマス(写真2)でした。
44cmしかないちょっと小ぶりのサクラマスでした。狙って釣れたわけではなく、いわば外道で釣れたサクラマスですので、さほどうれしくありませんでした。でも、サクラマスを初めて釣ったので、何となく、ようやく一人前の本流ルアーアングラーになったような気分でした。 そして、この翌年から私は本格的なサクラマスアングラーになったのでした。
ところで、このサクラマスは、サクラマスにしては珍しいオスで、胃の中にはアユが1尾入っていました。 今から考えると、ひょっとしたらサクラマスではなく、戻りヤマメだったのかもしれません。 (戻りヤマメに関しては、戻りヤマメの秘密をご覧下さい。)
以上、初めて釣ったサクラマスを紹介しました。
ところで、私には子供が二人います。サクラマスを初めて釣った7月1日は、実は長女の誕生日なのです。そして、ルアーで初めてスズキ(シーバス)を釣った日は3月25日で、これは長男の誕生日なのです。皆様もこんな縁起のいい話はありませんですか。