メバルの写真1 |
メバルの写真2 |
メバルの写真3 |
新潟市では冬の荒波から海岸線を守るため、海岸線にテトラポットが設置されています。秋から初夏にかけて、このテトラポットや防波堤でメバルやソイ、アイナメなどの根魚が釣れます。
メバルはソイやアイナメとともに根魚に分類されています。しかし表層に浮いていたり根から離れた潮目でエサを漁っていたりするので、ソイやアイナメと性格を異にします。むしろアジに近い印象です。
写真1、2は平成14年4月、写真3は7月に新潟西港でルアーフィッシングで釣ったメバルです。サイズはそれぞれ28cm、31cm、22cmでした。すべて、スズキ(シーバス)のルアーフィッシングの合間に、ワームをジグヘッドに装着して釣りました。
新潟ではメバルをメインターゲットに狙うアングラーをあまり見かけません。でも最近メバリングと称してメディアが盛んに喧伝するようになり、ファンが増加しています。喜ばしいことです。
根魚釣りは冬というイメージがあります。しかし新潟では冬の間はシケが続きますし、かなり寒いです。温暖な地方ならともかく、新潟のメバル釣り(メバリング)は春から初夏にかけてがオススメです。
新潟市の海岸なら、テトラポット周辺どこでも釣れます。でも、写真1や2のようなまともなサイズのメバルを狙うなら西港突堤先端など水深のある所がオススメです。
メバルをルアーフィッシングで狙うなら、ソフトルアーがメインです。私の場合、セイゴ釣りのついでに釣るようなメバル釣りですので、タックルはセイゴ釣りのものをそのまま流用します。したがってワームはグラスミノーMかL、ジグヘッドは5〜10gです。
近頃はメバルもミノーで釣ることが多くなってきました。ラパラCD-5がオススメです。また、ハードルアーでメバリングもご覧下さい。
なお、一般的なメバリングのタックルはナチュラムの「メバリング特集」を参考にして下さい。
ずっとご無沙汰している釣法ですが、メバル爆釣を何度も経験した方法を紹介します。ただし、エサ釣りです。
時期は寒い季節、場所は新潟東港西突堤です。磯竿2本、リール2個、コマセカゴ、アミコマセ、オキアミ、サビキ、ナス型オモリを用意します。
必ず余裕を持って夜明け前に到着します。サビキとナス型オモリとコマセカゴをセットし、コマセを詰めます。サビキの針にオキアミを付けますが、針全部に付ける必要はありません。8本針なら3本に付ければ十分です。
仕掛けを堤防から垂らして釣ります。タナは中層狙いです。アタリを取りやすいように竿先に鈴を付けてますが、なくとも当たれば竿ががたがた鳴るのでわかります。私は鈴を使いません。
最初はぽつぽつとしか釣れません。やがてメバルが襲来します。竿2本が一斉にがたがた鳴り、1本に掛かったメバルを外している間にもう1本に掛かったメバルがばれる、でもすぐにまた掛かる、急いでメバルを外しコマセを詰めてオキアミを付け仕掛けをおろす、またがたがた鳴る、忙しくて小便することも出来ない、こういった状況がしばらく続きます。
やがてアタリが遠のきます。東の空を見るとかすかに白い。そしてでかいアタリとともにウミタナゴが釣れ始めます。
凪の日なら手のひらサイズ(20cm前後)がバケツ一杯位楽勝です。夜明け直前の、人間にはまだ真っ暗だけれどもメバルにはもう明るくなり始めた頃合が勝負、そしてウミタナゴが釣れたら終了です。
衛星放送の釣り番組はもっぱら釣具屋で見ます。有料放送なので自宅で見ることが出来ないからです。番組はいつも再放送ばかりでうんざりですが、無料で見るので文句を言う立場ではありません。
さて、番組では時折メバリングを放映しています。その中で、プロの出演者が極小仕掛けを用いてブルーギルと見間違えるくらい小さなメバルを連続ヒットさせて得意面をしています。一応プロらしいですが、彼らには矜持というものがないのかと失望せざるを得ません。放送を見たビギナー諸氏が、これがメバリングの真骨頂であると誤解することを危惧します。
私としてはチビメバルを目的にするようなフィッシングには反対です。ボウズでもいいから大きい仕掛けでチビメバルが掛からないように配慮すべきです。道義的にはリリースすれば免罪されるわけではありません。ましてや最初からチビ狙いではアングラーとしての志が疑われます。おっと、エサ釣りで乱獲の話をした後にこの苦言では、ちょっと言い過ぎかな・・。
なお、メバルは潮の流れが早いと釣れません。しかし、良型は多少波っ気があった方がいいような気がします。