サビキ作りの楽しみと苦しみの続きです。サビキ作りの楽しみと苦しみの続きです。
サビキ釣りでは、魚皮や鳥毛、ビニール片が擬似餌効果を発揮することは既にお話しました。
写真をご覧ください。これも私は作ったサビキです。でも、針には何もついていない・・・。これを空針といいます。コマセ（寄せ餌）も播かずにこれだけで結構釣れるんです。
いくらなんでもエサも擬似餌も付けない針だけで魚が釣れる訳がないと不思議に思う方がいても当然です。しかし、どうやらお魚さんには、朝日に輝く釣り針がとても旨そうに見えるようです。
写真は10月１日朝飯前に空針で釣った豆アジです。あいにく活性が低く、30尾しか釣れませんでした。状況がよければ、いくらでも釣れます。通常のサビキの方が効果的な時もありますが、空針の方が釣れる日もあり、そのあたりの見極めがキモです。
でも、お魚さんの気持ちを察すると、美味しいエサに食い付いたなら諦めもつきます。しかし疑似餌や、更には針だけの仕掛けで釣られては無念極まりなく、そう簡単には成仏できないことでしょう。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。
（なお、この日はこの後二王子岳登山に出かけました。）