新潟では25〜35cm程度のブリの幼魚をシオノコと呼び、もう少し大きいものをイナダと呼びます(写真は9月16日に釣ったシオノコ)。
シオノコは例年だとお盆過ぎから釣れますが、今年は遅れています。
シオノコやイナダはブリと異なり脂が乗っていません。したがって残念ながら味はブリよりかなり劣ります。しかし堤防から手軽に釣れますので魅力的です。
食べる際は、朝釣ったものを出来れば翌日の晩に召し上がって下さい。当日では新鮮過ぎて旨みがありません。1日寝かせるのです。
9月16日(土)と17日(日)にシオノコを1尾ずつ釣ったことは「豆アジの唐揚げ」と「豆アジのマリネ」でお話しました。その合計2尾を9月17日(日)の晩に刺身にしました。
シオノコを3枚におろすのは簡単です。ハラワタを出し、頭を落として大名おろしにします。あばら骨の部分を切除し、皮を剥離します。皮の剥離は頭側背面から開始するのが基本です。包丁で一気に剥離します。
ワサビ醤油でいただきます。ネギとショウガもあいます。また、炊き立てのご飯に刺身をのせて、ネギ、ショウガ、きざみ海苔をトッピングし、そこに醤油をぶっ掛けて丼にするのも好きです。
ガラは味噌汁にします。臭み消しにショウガを入れるように推奨されていますが、釣ってきた魚に関しては不要です。
秋が深まると、50cm近いイナダが堤防から運び切れないくらい釣れます。しかしここ数年大釣りする機会が減りました。原因は不明です。今秋は釣れるといいなあと期待している次第です。