ルアーフィッシングの思い出

メーデーをサボって釣ったサクラマス、等

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5月1日にルアーフィッシングで釣ったサクラマスの写真。55cm。
写真1
5月4日、スプーン釣った57cmのサクラマス。
写真2

メーディをサボって釣ったサクラマス

この年のサクラマスフィッシングは、まぐれ当たりの好調でした。サクラマスのハットトリックでお話したように、4月だけで1シーズン以上の成果がありましたが、こんな年はサクラマスの遡上数が多いのでしょう。5月のゴールデンウィーク後半にもサクラマスのヒットがありました。

5月1日メーディの休日、本当は行進や宴会に出席するための休みなのですが、昼間から酒を飲むのは私の生活規範にはそぐわないということにして、サクラマスを狙って出撃しました。天気は晴れでしたが、日本海に低気圧が接近したため東風が強く、まともにルアーをキャストできないほどでした。川の蛇行を利用して背中から風を受けるポイント探し出して攻めることにしました。

ポイントに行くとすでに地元のサクラマス名人Sさんがスプーンをキャストしながら釣り下っていました。彼のような名人の後でははっきり言って望み薄です。しかし、ほかにいい場所がないのでミノーで攻めてみることにしました。彼の邪魔にならないように離れて上流に入り、追い風を利用しメガバスリップインベイトS9cmサバ模様をロングキャストしました(実はこのミノーは拾ったミノーなんです。皆様ご存知のように、拾ったルアーは結構釣れるんです)。

釣り始めてすぐ、私の下流の彼氏にサクラマスが来ました。ゴンゴンゴンとルアーロッドが絞り込まれていましたが、残念ながらすぐにバレてしまいました。たぶん、かかりが浅かったのでしょう。彼氏はこっちを向いて苦笑いでした。

今度は私の番です。ダウンクロスにキャストしたミノーが流芯を抜けたところで来ました。グーッと来て最初根ガカリかなあと思いましたが、ロッドがゴンゴンしたのですぐサクラマスだとわかりました。

強い流れを受けたサクラマスは浮き上がって水面に顔を出そうとしましたが、ロッドを下げて浮かせないようにしました。サクラマスは強い流れに押されて下手の岸に寄って来たので、リールを巻きながら駆け寄って間合いを詰め、サクラマスがひるんだ隙に一気にタモ網ですくい上げてしまいました。あっという間の出来事でした。朝7時半頃、メス55cm1.7Kg、恥かしがり屋なのか、写真を撮った時草に隠れてしまいました。まだウロコの剥がれる春のサクラマスでした(写真1のサクラマス)。

連休中に、もう1尾サクラマス

大型連休は続きます。もちろんボウズも続きました。しかし、運良く連休中にもう1尾サクラマスが釣れました。本当に運が良かったです。

5月4日早朝、曇、先日のような強風は吹かず、釣りやすそうな朝でした。急流が終わって流れが緩くなり始める広い瀬にポイントを絞り込みました。ここでとにかく粘ってサクラマスの遡上を待つ戦法です。さっそくウェーディングしコータックコンデックス25g金を思い切りロングキャストして、根気強く攻めました。

1時間以上頑張って、そろそろ飽きてきた頃でした。根ガカリしないようにロッドを起こし気味にして棒引きしていたら、ゴゴゴゴーンとヒット!超ロングキャストでようやく届く、物凄い沖でした。 ラインの緊張を一定に保ち、常にサクラマスにプレッシャーを与えながらラインを巻き取ると、意外に簡単に寄って来ました。しかし、サクラマスのファイトはいつもここからなのです。コイ釣りの本に書いてありましたが、ファイトの極意は「水面下1尺」だそうです。サクラマスが水面に顔を出さないように、完全に弱るまではサクラマスが「水面下1尺」をキープするようにファイトするといいようです。

無事、ネットイン。5時45分メス57cm2.1Kg、サクラマスの銀色に輝くメタリックな魚体は何度眺めてもいいものです(写真2のサクラマス)。

ゴールデンウィークの連休、連日連戦でなんとか結果を出せて良かったです。毎年こうだといいのですが、そうじゃないところがサクラマスのルアーフィッシングの厳しいとことですね。

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