ルアーフィッシングの思い出

川に飛び込んでキャッチしたサクラマス、他

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川に飛び込んでキャッチしたサクラマス、オス48cm1.1Kgでした。
写真1
この日も運良くサクラマスを2尾ゲット、オス58cm2 kg、メス48cm1.2Kgでした。
写真2

川に飛び込んでキャッチしたサクラマス

ゴールデンウィークになりました。先日のサクラマスのハットトリックのポイントは、大勢アングラーがいたので、私はテトラポットが沈めてある急流に行きました。ここは、岸がテトラポットで護岸されていて、そこから数m沖にテトラポットが数個沈んでいます。この沈み根の頭でサクラマスを2度掛けたことがあるのですが、2度とも根ズレでラインブレークしてしまいました。何しろ、サクラマスがちょっと下流に泳ぐだけで、沈んだテトラポットの沈み根にラインがすれてしまうのです。

クルセダー10g銅を取り出しました。このルアーは、強い流れの中では全然沈みません。サスペンド状態なのです。クロスアップキャストし、沈み根の頭にドリフトさせました。スプーンはきらきら輝きながら水中を流されているだけでした。数投目に、フワーと魚体が浮上して来てスプーンをくわえました。反転するのを待って合わせたら、魚は一瞬上流に走りました。先程お話したように下流に走ったらお仕舞いです。私は素早く川に飛び込み、魚が下流に走れないようにしました。この辺りは流れがきつくて深いので危険なのですが、こんなこともあるだろうと、減水時に安全な所を調べておいたのです。

私は魚を一気に浮かせて、ガバッとタモですくってしまいました。オス46cm1.1Kgのサクラマス(写真1)でした。ちょっと小さめでしたが、それが幸いしたのかもしれません。50cm以上あれば、また、ラインブレークだったでしょう。

サクラマスのダブルヒット

翌日も休日だったので出撃しました。天気曇、先日ハットトリックをした川に行きました。そのポイントは誰もいなかったので、さっそくウェーディング、スプーンのフルキャストを開始しました。じきにアングラーが十数人ほど並びましたが、誰にもヒットはありませんでした。

この日も私が口火を切りました。5時半頃でした。ロングキャストし、4秒ほど沈めて後はグイグイ棒引きしていたら、かなり沖合いでヒット、バレないようにロッドを寝かせてファイトしました。寄せて来た魚は、いつものように私の下手を回り込んで上流に走りました。間違いなくサクラマスです。上流に突進するので、あわてて追いかけたら、サクラマスは驚いて水面を逆V字に切り裂きながら、すごい勢いで沖に走り去りました。ランディングの時は追いかけては行けない、驚かせてはいけない、とあらためて悟りました。

なんとかようやく無事タモに取りました。オス58cm2Kgのサクラマス(写真2上)でした。

流木でサクラマスの脳天をゴツンとやっておとなしくさせて、ルアーを結び直し、再び沖に立ち込みました。2発目は20分後でした。先程より小さいサクラマスでしたし、続けて釣れたので余裕を持ってファイトしました。メス48cm1.2Kgのサクラマス(写真2下)でした。

その時は、「こんなに釣れていいのだろうか」とか、「これはまぐれだ」とは思いませんでした。「サクラマスのルアーフィッシングはマスターした」と心の底から確信した私でした。しかし、やがて「それは勘違いだった」と気が付きました。でも、あの年の4月のことは、たぶん一生忘れません。

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