6月の信濃川河口の総括でお話しましたが、この初夏、信濃川河口内のスズキ(シーバス)は、イマイチでした。なかには、運良くランカーをゲットし、「絶好調だったよ!」とおっしゃるアングラーもいらっしゃるかもしれません。しかし、日々フィールドを観察している私としては、やはり、不調だったと言わざるを得ません。
7月2日朝、晴。新潟西港西突堤。
ここ数日、私はボウズの山を築く破目となりました。でも、最近、西突堤外海側にカタクチイワシの群が接岸しており、ひょっとして青物でも回遊して来ないか気になっていました。
朝5時半頃、ふと見ると、外海で突然ボイルが起こりました。否、突然というべきではないかもしれません。なぜなら、その朝はカモメが妙に騒いでいたからです。 ボイルはイナダやサワラのナブラではなく、明らかにスズキ(シーバス)のボイルでした。ただし、その数の凄いこと!残念ながら射程距離内には2回しか接近せず、しかも、その2回とも当たりませんでした。そして、朝食の時間となり、残念ながら時間切れでした。
私はスズキ(シーバス)のルアーフィッシングを始めて5年目ですが、それ以前のこの時期にはアジのサビキ釣りを楽しんでいました。たしか、その頃の経験では、この季節、外海でスズキ(シーバス)がボイルするのは決して珍しいことではありませんでした。ベイトはやはり、カタクチイワシです。
ということで、河口内は不調だし、7月は西突堤外海でスズキ(シーバス)を狙ってみることにしました。その結果、大型は出ませんでしたが、合計12尾のスズキ(シーバス)を釣ることが出来ました。私としては貴重な経験でしたし、また、皆様の参考になるかもしれませんので、数回に分けて報告します。