ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

スズキ(シーバス) (3)

スズキ(シーバス)は、なぜ釣れない?

外来生物被害防止法制定とブラックバスブームの終焉により、バス釣りをやめたバサーの皆さんがスズキ(シーバス)釣りを楽しむようになりました。喜ばしいことです。ところが思ったように釣れないらしい。私はもともとスズキ釣りはそんなものであると観念していますが、彼らにはかなり不満のようです。時折質問されることもあり、スズキがなぜ釣れないか、ブラックバスと比較して考察してみました。

リリース

ここ新潟ではブラックバスはリリース禁止です。にもかかわらず、大勢のアングラーはバスを釣ってもリリースします。これに対してスズキはリリース禁止ではありません。しかしスズキを釣ったアングラーはほとんどお持ち帰りです。ブラックバスはリリースしてもスズキはキープするというアングラーの実に多いことか!

ということで、ブラックバスは増え続ける、スズキは減らないまでも増えないということになるのです。

密放流

ブラックバスは密放流で増え続けました。最近では大谷ダムでコクチバスが発見されました。先日月岡温泉で池干しがあったので参加しました。オオクチバスだけでなくコクチバスがいたのには驚きました。どうやら相変わらず密放流されているようです。それに対してスズキを密放流する物好きはいません。この差は大きいです。

海は大きい

海は大きいです。スズキは沖、防波堤、岸辺、河口、そして河川内と時期に応じて回遊します。そのスズキ艦隊を索敵捕捉するのは至難の業です。魚がいないところにルアーを投げるなんてことは日常茶飯事です。それに対してブラックバスの住む堰や池は小さいです。余程のことがない限り、魚の目の前にルアーを通せます。

以上です。
私個人の見解としては、スズキが日に何十も釣れるとありがたみがなくなるし、食べ切れない。第一、重たくて持ち帰れません。朝のチョイ釣りで3日に1尾釣れれば上等、それ以上釣れなくともいい、朝の潮風に吹かれるだけで十分、という感じです。



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