ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」
ブラックバス、オオクチバス(ラージマウスバス)
ブラックバスにはオオクチバス(ラージマウスバス)とコクチバス(スモールマウスバス)の2種類が知られています。ここではおもにオオクチバス(ラージマウスバス)を紹介します。コクチバス(スモールマウスバス)については、コクチバス(スモールマウスバス)をご覧下さい。
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ブラックバス(オオクチバス、ラージマウスバス)について
ブラックバスは北米原産の外来魚、淡水に住むスズキです。遠い山奥や海まで行かなくて比較的近所の池や沼でも釣れるし、引きが強く、針掛かりするとジャンプしてアングラーを楽しませてくれます。また、釣り雑誌やテレビ等のメディアがバス釣りの面白さを盛んに喧伝しています。その結果、若者を中心に、大勢のファンがいます。
ブラックバスは、害魚?
最近、ブラックバスが大きな問題となってきました。その理由は、
- 肉食性の外来魚で、一旦放流されると、在来魚、淡水エビ、昆虫(ヤゴ等)を食い荒らす。そして、生態系や内水面漁業に悪影響をもたらす。生物多様性を損ねる。
- 誰が放流するのか、どんどん生息域を広げている。特に許可を得ず秘密裏に放流されるので、ギャング放流、ゲリラ放流と言われた。最近は密放流と呼ばれることが多い。また、多くの自治体は、ブラックバスの放流を禁止した。
- 違法な密放流の結果であるブラックバス釣りを楽しむアングラーのほとんどは、自分自身が密放流をしていないことから、密放流は他人事だと解釈している。その結果、密放流に間接的に荷担しているにもかかわらず、そのことを自覚しない。逆に、釣り場のゴミ拾い等をして、自身はマナーのよいアングラーだと勘違いしている。またそういった活動がブラックバスの害を免罪すると甚だしく誤解している。
- 天敵となる生物がいない。唯一の天敵、アングラーは釣ってもリリースするので、実質的には、池や沼では無敵である。
- 日本の風土に合うのか、よく繁殖する。 (同じ外来魚のニジマスは、渓流や湖にたくさん放流されても、さっぱり繁殖しない。)
- 使用するプラスチックワームが水底に根掛かりして放置される。環境ホルモンが溶出する。
- 以前からその水面を利用していた漁業従事者やトラウトアングラーにとってみると、新参者のバスアングラーは、自分達の既得権を侵害する侵入者に見える。
- 従来のブラックバスはオオクチバス(ラージマウスバス)という種類で、水温が低い清流や渓流には生息が適さなかった。しかし、近年、コクチバス(スモールマウスバス)という、そのような所に適応するバスが広がってきた。アユや渓流ファン、漁業従事者にとって脅威である。
なお、私はブラックバスファンではありません。ブラックバスを釣る暇があればスズキを狙います。何しろ、バスのランカーサイズは、スズキにとっては小型のフッコ程度ですから。
オオクチバス(ラージマウスバス)の写真
写真のオオクチバス(ラージマウスバス)は、阿賀野川水系でのニジマス釣りで釣れたオオクチバス(ラージマウスバス)です。ラパラを流れに乗せて下流に流し、淀みに入ったところでトゥッチングしてヒットしました。ベイトは海から遡上した天然の稚アユです。したがって稚アユが休憩するような淀みがポイントです。
上の写真はいずれも阿賀野川五泉市内6月の釣果です。同じポイントでラパラやスプーンを使って、ニジマスやヤマメがかかります。写真2には一緒に釣れたニジマスが写っています。
ブラックバス(ラージマウスバス)のルアーフィッシング、釣り方
先ほど述べましたように私はバサーではないので、皆様のお役に立つ情報は提供できません。私の阿賀野川での釣りに限定しますので参考程度にしてください。
- 時期 : 5月下旬以降。雪代が納まってからです。水温が15℃位になると盛んにルアーを追うようです。
- 場所 : 阿賀野川五泉市内。流れている所はいません。まったく流れていないところもいません。それらの境目にいます。具体的に言うと、ワンドと流れの境界です。遡上するアユが休むような所です。
- 道具 : 40cmどまりなのでウルトラライトタックルが楽しめます。
- 釣り方 : 上流からミノーを流して、トゥッチしたりリトリーブします。必ず、止めた時に食いつきます。
新潟県ではブラックバスはリリース禁止です。釣り上げたら責任を持って食べるなり殺すなりして下さい。(別サイト新潟ブラックバスノートもご覧下さい。)
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