ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

コクチバス(スモールマウスバス)

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内の倉ダムで釣ったコクチバス(スモールマウスバス)。実はルアーフィッシングではなく、エサ釣りで釣った。
写真1
内の倉ダムで釣ったコクチバス(スモールマウスバス)。一番でかいのは42cmだった。
写真2

悪名高き、ブラックバス

ブラックバスは、肉食で繁殖力の強い魚です。原産地は北米大陸ですが、現在では日本国内に広く分布するようになりました。ブラックバスが各地の池や湖で繁殖したため、その水域のもともとの生態系が破壊し、フナやモロコ、エビや昆虫類が激減しました。そんなことから、近頃はバス釣りに対する風当たりが強いです。

コクチバス(スモールマウスバス)の登場

我が国にいるブラックバスは、主としてオオクチバス(ラージマウスバス)という種類でした。最近、これとは別に、コクチバス(スモールマウスバス)が注目されています。その特徴として、オオクチバス(ラージマウスバス)より冷水域に生息すること、流水でも住めることが上げられます。したがって、イワナやヤマメ、アユが被害を受けるのではないかと危惧されます。そして、渓流釣りファンやアユ釣りファンはかなり危機感を持っています。

現時点では、コクチバス(スモールマウスバス)の分布はかなり限定的です。コクチバス(スモールマウスバス)のルアーフィッシングで有名なスポットは、新潟県内では新発田市内の倉ダムがあげられます。近県では、福島県裏磐梯の桧原湖等、長野県野尻湖があります。各県では、これ以上コクチバス(スモールマウスバス)の分布域が拡大しないように、条例で放流を禁止しています。新潟県では、釣ったバスのリリースも禁止されています。にもかかわらず分布が拡大していますが、これは密放流が原因です。

コクチバス(スモールマウスバス)のルアーフィッシング

私自身、ブラックバスのルアーフィッシングには関心がないし、エサ釣りで釣ったことがあるだけですので、コクチバス(スモールマウスバス)のルアーフィッシングを語る資格はありません。しかし、まだ国内では珍しいでしょうし、釣ったことがないルアーアングラーが多いと思いますので、今回ここで紹介します。

上の写真1、2は、平成13年10月19日に新潟県新発田市内の倉ダムで、エサ釣りで釣ったコクチバス(スモールマウスバス)です。このダム湖はオオクチバス(ラージマウスバス)、ブルーギル、イワナ、ヘラブナ、コイも住む山の中の湖です。写真をご覧下さい。オオクチバス(ラージマウスバス)の口は目の下よりも大きく裂けていますが、コクチバス(スモールマウスバス)の口は目の下まで裂けていません。この点が両者の見分け方ですが、体型も色調も違うので、間違うことはありません。

オオクチバス(ラージマウスバス)よりコクチバス(スモールマウスバス)の方が引きが強いと言われています。この件に関しては異論もあるようですが、両者の比較は別問題として、上の写真の5尾はよく引きました。私は、磯竿1号と2号を使用して釣ったのですが、穂先が水面に突っ込みそうになるくらいファイトしました。そして、派手にジャンプをします。周囲でヘラブナを釣っている釣り師がびっくりして注目するので、恥ずかしかったくらいです。

ご注意

新潟県内では、ブラックバスはリリース禁止です。皆さんは釣った以上責任を持って食べるなり殺すなりして下さい。(別サイト新潟ブラックバスノートもご覧下さい。)



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