さて、時間が出来たので、県立図書館に出掛けました。この一件を大図鑑で調査するためです。
まず、原色魚類大図鑑 阿部完明監修(北隆社)で調べました。スズキの英名は、ジャパンニーズシーパーチでした。それ見たことか!
続いて、日本産魚名大事典 日本魚類学会編(三省堂)を調べました。スズキの英名には、ジャパンニーズシーパーチとジャパニーズシーバスのふたつが記載されています。ジャパニーズシーバスという呼び名も次第に認知される傾向があるようです。ただし、前述したように、アメリカ人にシーバスと言った場合、彼は、クエやニベやハタを思い浮かべます。お間違いないように。
以上のように、スズキをシーバスと呼ぶのは不適切で、かなり見当違いであることがわかりました。日本語の乱れが叫ばれて久しいですが、本当に困った風潮です。