そこで、私のトラウトルアーフィッシング(本流)の記録を振り返ってみました。 日記から、本流で釣った30cm以上のトラウト(イワナ、ヤマメ、ニジマス、サクラマス)の記録をピックアップして、どんなルアーが釣果を上げたか調べてみました。(管理釣り場のような釣堀の釣果は含みません。)
年 | スプーン | ミノー | スピナー | 小計 |
---|---|---|---|---|
平成7年 | 0尾 | 14尾 | 2尾 | 16尾 |
平成8年 | 5尾 | 6尾 | 0尾 | 11尾 |
平成9年 | 7尾 | 5尾 | 1尾 | 13尾 |
平成10年 | 15尾 | 1尾 | 0尾 | 16尾 |
平成11年 | 8尾 | 18尾 | 0尾 | 26尾 |
平成12年 | 9尾 | 2尾 | 0尾 | 11尾 |
平成13年 | 5尾 | 2尾 | 0尾 | 7尾 |
合計 | 49尾 | 48尾 | 3尾 | 100尾 |
全体では、スプーンによる釣果とミノーによる釣果が半々でした。しかし、年により、全く傾向がなくてバラバラなので、自分ながら呆れてしまいます。どうやら私は、スプーン党でもミノー党でもなく、無党派層(?)のようです。
平成7年、周りには、ミノーを使う人は誰もいませんでした。しかし私は、雑誌の影響で、ミノーでないと釣れないような錯覚に囚われていました。また、ルアーの外観も、何の変哲もないスプーンよりリアルボディのミノーの方が、魚はどう思ったかわかりませんが、私には強くアピールしました。そして、ひたすらミノーをキャストしました。 特に逆引きとトィッチングで成果を上げました。
平成8、9年は半々です。スプーンも結構いけることを認識した次第です。周囲にミノー党はまだいませんでした。
平成10年は、ひたすらスプーンの棒引きでした。どうやら、ミノーの棒引きで釣れる時は、スプーンの棒引きでも釣れるのではないかなと直感しました。 また、ディープダイバーも並行して使用しましたが、根がかりが多くて、経済的損失が甚大でした。ミノーは、本当にお金がかかります。
平成11年は、ミディアムディープを多用しました。ミディアムディープは、ディープダイバーよりも潜行深度が浅く、根がかりのリスクは大幅に減少しました。 また、このころからようやく周囲でも、ミノー党が増えていたようです。
平成12、13年は、またスプーンがお気に入りになりました。きわめて経済的です。費用対効果分析ではこっちの方がずっといいです。 一時ミノー党になっていたアングラーも、次第にスプーン党に回帰してきました。
この表は、スプーンとミノーのどちらでも同等程度にに釣れることを示唆しています。 以前の私のように、ミノーでないと釣れないと錯覚しているアングラーの皆さん、そして、根掛かりさせてはしょんぼりしているアングラーの皆さん、スプーンでも釣れます。 それに、何の変哲もないスプーンをいろいろ駆使して獲物をゲットするのは、ミノーにはない楽しみです。