ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

ルアーフィッシング、楽しい渓流(基礎知識)

渓流のルアーフィッシング、基礎知識

都会を離れて渓流に出かけたら、きっと楽しいです。 でも、楽しい休日を過ごすには、ある程度の基礎知識が必要です。私が経験上学んだことを紹介します。

渓流のルアーフィッシング、渓流魚は臆病

イワナやヤマメなどの渓流魚は、馬鹿なくせに警戒心が強く臆病です。また、魚の視野はとても広く、その上、水の屈折現象があり、後ろの方も含めてかなり広範に見渡せます。イワナやヤマメは、釣り人の姿を見つけて警戒心を抱くと、しばらくの間、ルアーやフライを追いません。これは渓流釣りの最も重要なことです。イワナやヤマメに感づかれないように注意して釣る必要があります。

また、イワナやヤマメはいつも上流を向いています。したがって、渓流釣りは下流から上流へと釣り上るのが基本です。下流から釣り上る際にも、姿勢を低くして、さらに、なるべく物陰に隠れながら釣ります。ポイントに接近しすぎないことも大切です。 (川幅の広い本流域では、さほど神経質になる必要はありません。本流釣りでは、釣り下るのが普通です。)

渓流のルアーフィッシング、一番乗り

イワナやヤマメを釣りたければ、まず、渓流に一番乗りする必要があります。 先程お話したように、渓流魚は臆病です。ほかの釣り人が通ったあとは、魚は警戒して釣果は激減です。早起きして一番乗りして下さい。

先に入った人がいた場合 (先に入った人を「先行者」と言います。)、ほかの川に行くか、支流に入ります。追い越して釣るのはマナー違反です。渓流では、先行者に優先権があります。

川沿いに林道がある場合、充分離れた上流から入渓することは許されます。川沿いに林道のある川ではそういうものだと、先行者も認識していますから。

自分が一番乗りできたかどうかは自動車の駐車状況でわかりますが、車が全部釣り人とは限りません。山菜取りや登山者、山仕事関係の自動車かもしれません。したがって、自動車が止まっていても、がっかりすることはありません。 渓流に下る踏み跡の状況や川原を観察して下さい。倒れたばかりの草、濡れた足跡、壊れたクモの巣があれば、すでに先行者がいます。 (大きい渓流や本流では、先行者の影響はあまりありません。)

渓流のルアーフィッシング、情報収集

イワナやヤマメの少ない川に行っても釣果は期待できません。インターネットで穴場を調べても無駄です。たいていのホームページにはこのように書いてあります。

「釣り場や渓流の荒廃を防ぐため、具体的な地名は公表いたしません。また、いかなるお問い合わせにもお答えしません。」

だったらはじめからホームページを公開するな!と言いたくなります。自分だけいい思いをして、その上、獲物はホームページで見せびらかして自慢しようという魂胆丸見えです。でも、この狭い国土に釣り人が多過ぎるので、これは仕方のないことです。

(次頁に続く)



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