ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

トラウトルアーフィッシング、U字効果は効くの?

トラウトルアーフィッシング、U字効果は効くの?

本流のトラウトルアーフィッシングや河口のスズキ(シーバス)ルアーフィッシング好きですので、いつも、流れの中でルアーを引いています。数年前からの疑問です。本当にU字効果って効くんですか?

具体的にお話します。 本流の川岸に立ちます。向こう岸めがけて、ルアーをクロスキャストします。流れがなければ、リーリングすると、ルアーはまっすぐこっちに向かって泳ぎます。でも、実際は強い流れがあります。ルアーは下流に押し流されます。また、ラインは流芯で水圧を受けて、下流に大きく膨らみます。 この膨らんだラインを追いかけるようにしてルアーは泳ぎます。そして、流芯を横切り、下流に向かって泳いでいたルアーがUターンして上を向くと、魚がヒットしてきます。

ある年、毎朝のようにピュアスプーン18gというルアーを使って、対岸めがけて一所懸命フルキャストしていました。そして、ポツポツ釣果を上げていました。でも、ヒットするのはいつもUターンした後の、こちら岸ばかりです。

「そんなことは当たり前じゃないか、ターンした直後が最もヒットするなんて昔から有名なことさ!」

と言われそうです。でも私は疑問に思いました。

ここでちょっとU字効果について復習します。

U字効果とは?

U字効果とは、クロスキャストしたルアーが、流れの抵抗を受けたラインの影響でU字型に泳いでターンし、ヒットを誘うことを意味します。

則弘祐さんの「本流のミノーテクニック」(ザ.本流 24頁〜47頁 廣済堂出版 平成6年発行)には、

「U字効果とはターン・アンド・アラウンド・イフェクト。つまり、ラインが流れの抵抗を受けてはらんでUの字に膨らみ、沈んでいるルアーは浮き上がり、浮いているルアーはリップに抵抗を受けて逆に沈む。このアクションの変化に、あわてて魚は反応する。」

と、ありました。

(次頁に続く)


次頁
「ルアーフィッシング入門」目次
ホーム(トップページ)