ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

白山〜粟ヶ岳縦走(3)

昨日の続きです

10時25分、宝蔵山発。

ここからの稜線は地獄のヤブ漕ぎとなります。ヤブ漕ぎとは専門用語で、クマザサや潅木等の繁茂する中をこれらを掻き分けるなり踏み倒すなりして進むさまを意味します。

権ノ神から粟ヶ岳への稜線ヤブ道の中をどんどん下り、最低鞍部に達すると、渓谷から登る道と合流します。そこからもひたすらクマザサのヤブです。平泳ぎのようにして掻き分けたヤブを両腕に巻き取ってそれを手掛かりに体を持ち上げる、この動作の連続で、結構しんどかったです。これに比べたら、ビリーズブートキャンプなんか幼稚園年少組の微笑ましいお遊戯みたいなものです。

12時20分、権ノ神岳(1122.4m)着。

頂上は展望良好ですが、ここから粟ヶ岳への最後のヤブ登りが見え、またヤブ漕ぎかと覚悟を決めざるを得ませんでした。権ノ岳頂上からの登山路はひょっとすると分かりにくいかもしれません。南西方向にヤブの中を下りますが、本当にこれが登山道か?ただの獣道じゃあないのか?って感じです(汗)。

粟ヶ岳北峰からの登山道上の写真は権ノ神岳の次の小ピークです。ヤブの痩せ尾根でちょっとだけスリリングでした。その向こうが粟ヶ岳の三つのピークです。左手の仙見川源流は紅葉真っ盛りで見事でした。

13時25分、粟ヶ岳北峰着。

ここからはヤブ漕ぎのない通常の登山道です(2枚目の写真)。楽勝ですね。のんびり本峰を目指しました。

13時40分、粟ヶ岳(1292.7m)着。

頂上からの展望は最高でした(下の写真)。

粟ヶ岳頂上からの展望

自転車頂上で弁当2個目を食べました。新発田からいらっしゃったご夫婦が暖かいわかめスープとコーヒーをお裾分けして下さいました。ご馳走様、美味しかったです。

14時10分、下山開始。ジョギングシューズの若者が猛スピードで駆け下って行きました。ちょっと羨ましかったですが、俺だってもう5歳位若ければ負けるつもりはありません。  

15時50分、水源池着。折りたたみ自転車が待っててくれました(写真)。

これから20Kmのサイクリングです。ヤブ漕ぎで消耗していたので、折りたたみ自転車での峠越えはきつかったです。おまけに途中で暗くなり、日暮れてなお道遠し、って感じでした(涙)。

下の写真はサイクリング中、加茂市中大谷から見た今回歩いた山々です(再掲)。ちょっとだけ感慨にふけり、誇らしい気分というか満足感を感じた次第です。おっと日没です、急がないと・・・(汗)。

白山から粟ヶ岳の峰々

17時10分、ようやく慈光寺着。折りたたみ自転車を車に積んで帰路に着きました。

前回の五頭連峰縦走は楽勝でしたが、今回は結構しんどかったです。今から思えばヤブ漕ぎだけでなく、今回のコースの方が登り下りがあったからかもしれません。でも未知の山道を旅するのは楽しいです。

18時10分、無事生還。

家内と娘は私を見るなり、「きゃー、汚い!こっちに来ないで!お風呂に行って頂戴!」

自分ではまったく自覚していませんでしたが、鏡に映して見るとたしかに全身土埃まみでぼろぼろ、まるで敗残兵みたいな私でした(笑)。

コメント一覧

毎朝の出勤途中(ほとんど家の裏からですが)これらの山並みがホンットきれいに見えるんです。いつかは逆に頂上からと思いにふけっています。
written by 小阿賀野川 / 2007.11.07 11:15

加茂水源地林道の行き止まりから見る粟ヶ岳がプチアルプスぽくて良くオフ車のバイクで見に行ってました。
以前、片手首の無いオヤジさんがジョレンでバックウォーター付近を慣らしているので「何をしているのですか?」と聞いた所「イワナの産卵床を作っているんだよ」と言われ驚いた事があります。
written by 釣りキチ まんぺー / 2007.11.07 12:26

ほんとにきれいですよね。
白山だったら、そんなに大変ではないし、結構楽しめますよ。
鋤簾のオヤジさんは、じつはシジミをこっそり採っていたのをごまかすために、イワナの産卵とか口からデマカセを述べていたりして・・。
あそこでニジマスを釣ったことありますよ。今はバサーがブラックバスを密放流していたりして・・。
written by ブッシュマン / 2007.11.07 21:17

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