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「死刑囚の記録」

怖いもの見たさというか猟奇趣味とうか、「死刑囚の記録 」(加賀尾乙彦著、中公新書、1980年)を読みました。

著者は精神科医です。東京拘置所の医官として勤務、実際に面談した死刑囚らについて語っています。

私は光市母子殺人事件裁判で被告や弁護士が往生際の悪い法廷戦術を展開するのを見て、卑劣な凶悪犯は絞首刑ではなく、例えば膾切りとか逆さ磔とか鋸引きとか様々な処刑方法を行うべきであると憤慨しています。でもこの本を読んで死刑と言うものをもう一度見直さなければならないと考えるようになりました。

死刑に関しては、「身の毛もよだつ日本残酷死刑史―生埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑・日本の残酷刑罰史 」(森川哲郎著、平沢武彦編)と「死刑執行人の苦悩 」(大塚公子著、角川文庫)を読んだことがあります。前者に関しては日本残酷死刑史で紹介しました。後者の方も興味深い内容でした。この本では死刑執行をする刑務官のトラウマについて書かれています。さらに日本国における死刑執行の実際、死刑囚の死に至る過程も記載されています。絞首台というものは13段の階段になっていると思い込んでいましたが、この本によると違うんだそうです(汗)。私自身の今後の参考にはなりませんが、皆さんも一度お読みください。


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