ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

【ヘミングウェイ】ベイトキャスティングリール(3)

ベイトキャスティングリール(2)の続きです。

ベイトキャスティングリール(ベイトリールともいう)はルアーフィッシング(西洋式擬似餌釣り)とともに日本に紹介されました。それなのに、ルアーキャスティングリールではなくエサ(ベイト)投げリールと呼びます。たしかにエサ釣りでも有用ですが、なぜそうなったのかずっと不思議でした。

現在、西洋式魚釣りで使うリールは3種類です。スピニングリール、フライキャスティングリール、そしてベイトキャスティングリールです。スピニングリールだけ、命名方法が異なることが分かります。

さて、以前「青春は川の中に」(ジャック・ヘミングウェイ著)を読みました。著者の父は、あのアーネスト・ヘミングウェイ、娘はマーゴ・ヘミングウェイです。

この中に、スピニングリールが登場した大戦直後のことが書かれています。初心者でも用意に操作できるスピニングリールの出現で、今まで毛鉤(フライ)でしか釣れなかったマスが容易に釣れるようになったので、アメリカからマスが姿を消すだろうと危惧されたそうです。ちなみに毛鉤釣り(フライフィッシング)は難易度が高いです。ベイトキャスティングリールは操作に熟練を要するし、当時の製品では重いオモリを投げることはできますがマス釣りに有効な軽いルアーを投げられません。

それはさておき、この記載を読んで、もともとリールは2種類しかなかったことを知りました。毛鉤を投げるリールと重いオモリを投げるリールです。この辺にスピニングリールだけ命名方法が違うことや、ベイトキャスティングリールがベイトキャスティングリールと呼ばれるようになった経緯を知るヒントがあるように思います。

コメント一覧

そういえば「スピンキャストリール」という「包茎のアレ」みたいなのも有りましたね!(笑)
ふた昔程前、「華奢なベイトロッドにセットしてスピナー等投げつつマスを釣る」という小説の挿絵のような光景に不覚にも憧れていました。(爆)
飛距離も出ず釣力も低く結局いつの間にか消えてしまいました。中学の頃、ダイワのやつを一つ持っていましたが...。
written by 釣りキチ / 2007.01.13 09:12

あっ!まんぺーでした。
written by 釣りキチ まんぺー / 2007.01.13 11:18

それなら私も持っていました。中学の時です。
昔のベイトリールは、クラッチがなかったらしいですね。
written by ブッシュマン / 2007.01.13 21:13

「青春は川の中に」を検索したところ、こちらに飛んできました。
佐伯彰一著「書いた、恋した、生きた -ヘミングウェイ伝-」が面白かったので、もちょっとヘミングウェイ関係を・・・と思いまして、漁ってたわけであります。
場違いなところに迷い込んだような気がしますが、
(つる2本の値段)=20000(円)-5000(円)=15000(円))
こんな貴重なお勉強ができるならば・・・、また遊びに来ます。
written by mocho / 2007.04.25 19:38

mochoさん、ブログをご覧下さり、ありがとうございます。
あの本は傑作でした。
特殊部隊として敵地にパラシュート降下する際に毛鉤竿を持って出撃したこと、マスを釣っていたらドイツ兵部隊に見つかったがまさか米兵とは気付かれずに済んだことなんか最高です。
日系部隊の歩兵も記載されていました。
では!
written by ブッシュマン / 2007.04.26 20:46

うゎー豪快!お父さんゆずりのDNAを感じます。
三男のグレゴリーが書いた「パパ 父ヘミングウェイの肖像」を手に入れましたので、先にこちらを読みます。
そのあと、是非「青春は川の中に」読んでみたいと思います。
written by mocho / 2007.04.27 00:58


平成19年1月分目次
シーバス日誌 目次
ホーム(トップページ)