ルアーフィッシングの思い出

優勝!スズキ(シーバス)82cm、他

9月下旬のスズキ(シーバス)

ある年の9月下旬、まとまった釣果がありました。1尾は貴重な80オーバーで、たまたま開催されていた釣り大会で優勝しましたので、紹介します。

写真をクリックすると大きくなります。
スズキ(シーバス)54cm1.4Kg
写真1
スズキ(シーバス)のダブルヒット、54cm1.4Kgと52cm1Kg
写真2
スズキ(シーバス)のランカー82cm4.3Kg
写真3

9月20日、スズキ(シーバス)54cm

大雨のため、私のホームグランドの河口は1週間前からひどく濁ってしました。ようやく、澄んできたので、9月18日、19日と朝飯前に出撃しましたが、ボウズでした。9月20日天気晴れ。「今日こそは」と張り切って早朝に出撃したところ、なんとひどい濁りです。2、3日前に上流で大雨でも降ったのかなあ、とがっかりしました。でも、せっかく早起きしたことだし、出会い頭の交通事故もありえるし、とりあえずルアーを投げてみることにしました。

シュガーミノー9.5F黒金を取り出し、クロスキャストで棒引きをしていたところ、5時50分、かなり沖目でグィッとアタリがあり、反射的に合わせました。「のった!」 たいして大きくもないのに結構ファイトしたスズキ(シーバス)は、54cm1.4Kg(写真1)でした。はじめ、濁りが強くてあきらめかけただけに、うれしい1尾でした。

「やはり濁った時は黒金だ!」と、たまたまスズキ(シーバス)が通りがかっただけなのに、すぐ調子に乗る私でした。

(写真内の日付が9月19日になっています。これは誤りです。)

9月22日、スズキ(シーバス)54cm、52cm

9月22日晴れ、濁りはまだ残っていましたが、先日のこともあり、張り切って釣りを開始しました。ルアーは、サラサ11cmF赤金。ちょっと早めにリトリーブしたところ、5時20分、足元でヒット。「ラッキー!」と心の中で叫びながら慎重に取り込みました。「先日と同クラスだなあ。」私は獲物をストリンガーにぶら下げて、すぐ釣りを再開したところ、5時35分、また足元でヒット。これも無事ランディング。スズキ(シーバス)のダブルヒット、54cm1.4Kgと52cm1Kg(写真2)でした。私は、1度に2尾も釣れることはめったにないので、とてもうれしかったですが、そんなことはおくびにも出さず、「ま、こんなものさ!」という顔をしていました。

その後、海側でナブラが出始めたので、弓角のサーフトローリングで小さめのイナダ33cmを1尾ゲットして納竿しました。たまには、こんな日があってもいいと思います。

9月30日、スズキ(シーバス)82cm

先日のダブルゲットの後は、イナダ釣りモードでしたが、9月25日から28日まで大シケ、29日から回復してきました。9月30日晴れ、チャンス。夕マズメに勝負をかけるつもりでしたが、他にやることもなく、午後2時半、真昼間の出撃となりました。当たり前ですが、他にルアーアングラーは誰もいませんでした。

いろいろなルアーをキャストしましたが、全然当たらず、いい加減あきてきた頃、いきなりドンと来ました。ルアーは、シュガーミノー9.5F黒金、ダウンクロスキャストして、ゆっくり目に棒引きしている途中でした。合わせた瞬間、魚の体重が感じられ、結構大きそうな予感がしました。しかし、沖の水面で顔を出してシェイクするのが見えたら、70cm程度にしか見えませんでした。ちょっとがっかりでしたが、とにかくばらさないように取り込まなければなりません。

スズキ(シーバス)はその後、ジャンプすることもなく、水中で動かなくなったり突進したりしていました。天気のいい土曜の午後でしたので、釣り人だけでなく、散歩を楽しむ人も多く、振り向いたら大勢のギャラリーがいて、びっくりしました。「やばいなあ。」と思いましたが、とにかく神経を集中させなければなりません。

そのうち、スズキ(シーバス)は数m先をゆっくり上流に泳ぎ始めました。かなりへばっているようです。でも、あせらずに、水面に出さないように慎重にやり取りをしました。さらに2回ほど突っ込んだ後、プカーと腹を出して浮き上がりました。余裕の出た私は、ギャラリーを意識し、いかにも慣れたような手つきでスズキ(シーバス)をタモにすくいました。スズキ(シーバス)は82cm4.3Kg(写真3)でした。この年の15尾目の、そして最後のスズキ(シーバス)でした。先ほど70cm程度に見えたのに、結構でかいのでうれしかったです。

釣具屋さんに持って行ったら、たまたま釣り大会を開催していて、私はスズキ(シーバス)部門で優勝、7000円以上するメーカー製のクーラーを賞品にいただきました。本当に運のいい1日でした。

ルアーフィッシングの思い出 目次
ホーム(トップページ)