ルアーフィッシングの思い出

サクラマス、悪戦苦闘

この年のサクラマスは悪戦苦闘でした。ボウズの連続です。こんな時は戦意が消失するので益々釣れなくなるという悪循環です。川原のヤナギの木の下で昼寝をしてばかりいました。 そんな中でやっと釣ったサクラマスをお見せします。

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ルアーフィッシングで釣ったサクラマス
写真1
サクラマス、ルアーフィッシングの釣果
写真2
ルアーで釣ったサクラマスの写真
写真3

サクラマス、最初の1尾はまずまず

この年は3月の中旬からサクラマスのルアーフィッシングに出撃しました。私自身3月は苦手で、この数年間で2尾しか釣ったことがありません。あちこちの情報を収集すると、海のルアーフィッシングではポツポツ釣れ始めたこと、しかし、サクラマスの川への遡上は遅れているとのことでした。

でも、最初の1尾は比較的早く釣れました。4月初旬、地元の友人が「サクラマスの初物を釣ったぞ!」と電話をくれました。さっそく休日を待って出撃。天気曇、4月というのに川原を吹く風はまだ寒く、川水も深く冷たく流れています。こんな寒い日に釣れるのかなあ、と不安がよぎった私でした。

コータックコンデックス18g赤金を取り出しました。スプーンをゆったりした流れの中にゆっくり転がして釣る戦法です。3人ほどアングラーが並いでいましたが、誰にもヒットしません。そのうち、下手でミノーイングをしていた若い茶髪の青年のルアーロッドがしなり、彼は下流に移動して行き見えなくなりました。すると、私のスプーンにも根ガカリのような感触が伝わり、反射的に合わせたところ、ヒット。メス51cm1.6Kgのサクラマス(写真1)でした。サクラマスはどうやら群れで遡上してきたようでした。朝の7時頃でした。後で聞いたら茶髪の青年はばらしてしまったそうです。私はラッキーでした。

2尾目のサクラマスは小魚を食っていた

何度かボウズがあり、2尾目のサクラマスは4月下旬になってしまいました。地元の友人らによると、今年は今のところサクラマスの遡上が少ないとのことでした。東北地方の各県の河川でも同じ状況らしいです。いずれにしろサクラマスは元々そんなに釣れる魚ではありません。つまらない情報に惑わされず自分の釣りをするしかありません。

天気晴れ、朝の5時過ぎでした。サクラマススペシャル赤銀15gを、ゆったりとした流れの中にゆらゆら流し込んでいたらグググッと来ました。メス51cm1.3Kgのサクラマス(写真2)でした。ご覧のようにやせたサクラマスです。料理の際に胃の中を見たら小魚が1尾溶けかかっていました。川のサクラマスがエサを食べることはほとんどないので珍しい1尾でした。

サクラマス、状況悪し

来たいに胸を膨らませたゴールデンウィークは完全なボウズ、昼寝が楽しみで川に出かけるようなものでした。その時期まだカッコウの声はしませんでした。毎年いつ頃から鳴くのでしょう。

連休の次の休日の朝のことでした。天気曇、大好きなコンデックス25g赤金を取り出しました。いつものようにスプーンを流れの中で転がしていたら、グングンと来ました。やった!しかし喜ぶのはまだ早い、バラスかもしれないから。神経を集中させ慎重にランディング。メス51cm1.3Kgのサクラマス(写真3)。今年は小振りで全然ドラッグが鳴りませんが、1尾は1尾、感謝しなければいけません。

5月はこれで終わってしまいました。でも、6月になればきっともっと釣れるに違いないと確信していた私でした。でも、皆様ご存知の通り、サクラマスはそんなに甘くないことを次回お話します。


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