ルアーフィッシングの思い出

ミノーのダウンクロス、サクラマス2発、他。

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ミノーで釣ったメス50cm1.4Kgのサクラマス。
写真1
オス51cm1.3Kgのサクラマス。これもミノーで釣った。
写真2
オス47cm1.1Kgのサクラマス。体に桜色のほんのりした模様がある。
写真3

ミノーのダウンクロス

私はミノーのダウンクロスキャストが好きです。流芯をまたいだクロスキャストでは、ラインは流圧を受けてU字にふくらみます。そのラインに引かれて、流芯の向こうではミノーは下流に泳ぎます。そしてリップに充分な水圧を受けず、ミノーはよく機能しません。流芯を越してターンすると初めてきちんと泳ぎ始め、ようやくトラウトがヒットします。つまり、キャストした距離の半分が無駄なのです。

ダウンクロスなら、ミノーは着水してからずっとリップに水圧を受けるので、流芯の向こう側を含めて長い距離有効に機能します。ヒットする確率が倍になる計算です。

5月中旬の朝、私は比較的早い流れを狙っていました。ルアーはシュガーディープ9cm赤金です。クロスキャストしても、流芯の向こうではU字にふくらんだラインに引かれてシュガーディープはまともに潜航しないし泳ぎもしませんでした。こんな時はダウンクロスキャストです。着水と同時にミノーのリップは流れをつかんできっちり潜航します。

この時もリトリーブしてすぐヒットしました。流芯の向こう側でした。クロスキャストではこのサクラマスをヒットできなかったかもしれません。メス50cm1.4Kgのサクラマス(写真1)でした。

強風でもダウンクロスキャスト

日本海側の地方の渓谷の出口では、日本海に低気圧が発達してくると強い東風が吹きます。特に朝方には陸風と重なって物凄い強風となります。そんな時はフィッシングをあきらめるアングラーが多いですが、せっかくの休日、私は頑張ります。

川は東から西に流れます。したがって東風は川上から吹き降ろす形になります。この風を利用してミノーを思い切りダウンクロスキャストすると、普段探れないような広範囲のミノーイングが可能となります。

5月中旬の朝、物凄い東風でした。当然鳥海山も見えません。ルアーはシュガーディープ9cm赤金でした。無風状態では不可能なミノーの超遠投、ゴンゴンゴンと来たのはオス51cm1.3Kgのサクラマス(写真2)でした。

皆様も、雑誌の「U字エフェクト」の記事に惑わされず、ダウンクロスキャストをしてみて下さい。きっと今まで経験したことのなかったようなミノーイングが可能となります、たぶん。

サクラマス、追加

5月中旬はラッキーでした。早朝、重たい流れの中でコータックコンデックス25gをカウントダウン6秒で棒引きしていたところ、ゴンゴンと来ました。オス47cm1.1Kgのサクラマス(写真3)。ちょっと小さめでした。写真ではわかりにくいのですが、体側にピンクのきれいな模様が浮き出始めていました。

サクラマスはどんどん流れに出でており、川の流れを読む初夏のサクラマス釣りの醍醐味が味わえる季節になって来ました。堰堤や河口でまぐれ当たりで釣れる春のサクラマス釣りは嫌いです。サクラマスは流れの中で釣るべきです。

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