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5月中旬の休日のことでした。天気晴れ。水量はやや少なめでしたが、水温はまだ13度とチャンスはありそうでした。早朝からルアーをキャストしながらどんどん釣り下りました。全然アタリもなく、いい加減嫌気がさしてきました。でも、気を取り直し、また戻って同じ流れを探ることにしました。
アタリがないと、たいして重くもない背中のタモ網が重く感じられます。タモを川岸に放り投げて身軽になって、釣り下りました。流芯を横切るようにコンデックス25g赤金を泳がせていたら、流芯のこちらのかけあがりでグーっとロッドが重くなりました。すかさず合わせると、今度はゴンゴンゴンという手応え、しかし、その後は何も動かなくなりました。まるで川底に貼り付いたようです。
降り返るとタモ網は15mほど上流に投げてあります。やばいなあ、と後悔しました。油断大敵。でも、そもそもスズキ(シーバス)やサクラマスはタモ網やストリンガーを忘れると、ヒットするんです。
普段なら、下手にいるサクラマスのすぐ横まで駆け寄るのですが、そうするとますますタモ網から遠ざかってしまいます。サクラマスを怒らせないように静かに後ずさりしたところ、サクラマスはゆっくり上流に向かって付いて来ました。そうやって、そろりそろりと後ずさりし、なんとかタモ網まで戻ることができました。タモ網を手にした瞬間、私はランディングしたくらい狂喜しました。
もう大丈夫。サクラマス、怒るなら怒ってみろ!突然大胆になった私に驚き、サクラマスは懸命にファイトし、ヒットした場所まで下りましたが、そこでタモ網に御用となりました。メス59cm2.3Kg(写真1のサクラマス)。
5月も終わる頃のことです。天気晴れ。雪代の頃に比べると水位はかなり低下していました。こんな日はダメかなあと思いましたが、早朝に1回くらいチャンスがあるかもしれないと気を取り直し頑張ってみることとしました。
ポイントは瀬です。淵が終わってザーっと流れている遠浅の瀬、股までウェーディングしコータックコンデックス18g銀をキャストしながら釣り下りました。強い流れに圧されたスプーンが私の真下に来た時グングングンとヒット。びっくり仰天。 無事、ネットインしたのはメス50cm1.4Kgのサクラマスでした。6時ちょっと前の出来事でした。スリムでウロコがまったく剥がれない、まさに川マスです。朝日に輝く魚体をいつまでも眺めていました(写真2のサクラマス)。
6月上旬の、小雨の降る休日の朝でした。水温は16度。そろそろ厳しくなってくる頃です。あちこち移動した挙句、新しいポイントに入りました。底に大岩が転がるトロ場です。トロ場といっても流れは結構あり、キャストしたスプーンは大きくU字を描いてターンします。
なんと3投目でヒット、ルアーはコータックコンデックス18g銀。いる時はこんなものなのかなあ。しかしこれがまた元気なサクラマスで、走るは突っ込むはで、はじめはニジマスかなとも思いましたが、ようやくランディング。オス51cm1.4Kgのサクラマスでした。ちょっと鼻が曲がってきています(写真3のサクラマス)。
その日はサクラマスが騒いでいました。その後、そのトロ場では大きなサクラマスが何回もジャンプしていました。しかし、いろいろ頑張ってみましたが、全然ヒットしませんでした。でも、小雨の降るさわやかな6月でした。
狙ってもなかなか釣れないのがサクラマスです。そんな時は、ちょっとした淀みやワンドでミノーを引くと、ブラックバスが釣れます。飾り包丁を入れて塩焼きにしたり、皮を剥いてフライにすると美味しいです。皆様も是非ご賞味下さい(写真4のブラックバス、写真5のブラックバス)。
その後も何度かサクラマス釣りに出撃しました。しかし、ぜんぜん釣れませんでした。釣れなくて当然のサクラマスです。でも、この年は結構まぐれ当たりがあったなあと満足した次第です。