ダム湖のルアー釣り(1) 尺イワナ2尾

今年は、イワナ

先回お話したように、今年は久し振りにイワナ釣りに熱中することにしました。昔取った杵柄ですが、四半世紀前の話です。おまけにその当時はひたすら渓流のフライフィッシング、36�p前後までは結構釣れましたが、ドライフライで40オーバーは1尾だけでした。

私ももう45歳、尾根を越えたりV字谷を懸垂下降するのは難儀です。ということで、とりあえず簡単に尺イワナが釣れるダム湖のルアー釣りに挑戦です。

雪解け

4月2日7時〜11時、小雨。ダム湖へ。
湖面の雪はようやく解けました。しかし、小雨まじりの寒い朝、小魚や羽虫の姿もなく、これでは期待薄です。しかも、私はダム湖のイワナ釣りは全くの素人。あれこれ考察しながら移動し、水温を計り、水中の状態を偵察しながらルアーをキャストしました。

ワンド

クリック！ 写真1

8時半頃でした。風陰のワンドにスプーンをキャストしたところ、イワナが果敢にアタック。食い損ねたのか、イワナは残念そうな顔をしてゆらゆら深みに帰って行きました。こいつは絶対もう1回食ってくるなと期待して、ラパラCD-5黒金を結びました。

キャスト、カウントダウン、リトリーブ。どきどきしながら水面下を観察していたら、猛スピードでイワナがガブッ！一気にゴボウ抜き、イワナ33cmでした（写真1）。

懸け上がり

クリック！ 写真2

10時頃、林道下の懸け上がりでラパラCD-5黒金をキャストしていたら、ヤブの陰から魚が突然ヒット、またもや、一気にゴボウ抜き、イワナ31cmでした。写真2をご覧下さい。ラパラCD-5、尺イワナ、尺イワナが吐き出したハヤを並べて撮影しました。ルアーはベイトよりかなり小さいですが、ルアーにしろフライにしろ、実際のベイトより小さ目を選択する方がいいです。イワナは馬鹿ではありませんから。

ところで、イワナは2尾とも地肌が茶色であまりきれいではなく、先日釣った渓流のイワナと大違いですが、鼻水を垂らしながら粘った甲斐がありました。本当は渓流のイワナ釣りの方が面白くて大好きです。なにしろ、ダム湖のイワナ釣りと防波堤のアイナメ釣りとでは、やっていることに大差がありませんから。いずれ雪代が解けたら、ほこりをかぶっているフライロッドを登場させようかな、などと思案している次第です。