ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

全日本釣り団体協議会「私の主張」

特定外来生物被害防止法に関連してオオクチバス問題について、全日本釣り団体協議会サイトの「私の主張」に漁労長の名前で投稿しました。以下に引用します。

1月25日 19:56

こんにちは、
下記意見を掲載してください。
ちょっと辛口かもしれませんが、よろしくお願いします。


       --------記---------
 平素、日本の釣り人のためにご活躍してくださり、敬意を表
します。この度の外来魚ブラックバス問題でも、本当にご苦労
様です。
 さて、私はブラックバス釣りファン(バサー)ではありませ
ん。しかし、魚釣りが好きですので、ブラックバス問題には並
々ならぬ関心があります。そこで、私の意見を三点述べさせて
下さい。
 まず、第一の点です。全釣り協及び日釣振は、バス釣り擁護
の立場で意見を主張しています。その際の主語は「釣り人」で
す。ところが、私の周囲にいる釣友達、すなわち渓流ファン、
アユ釣りファン、磯釣り師はすべてブラックバス規制に賛成で
す。2000万人といわれる日本の釣り人中、バサーは多く見積も
って300万人、最近はもっと減っています。したがって、釣り
人の多くはバス釣り擁護派ではありません。そのことを無視し
て「釣り人」と名乗ってバス釣りを擁護するのは間違いです。
 第二点です。川も湖も大切な国民の財産です。バサーの皆さ
んはその点を忘れています。ラムサ―ル条約登録湿地や自然が
豊かに残っている池にバスが発見されるのはどうしてでしょう
か。国民の多くは「密放流」のせいだと認識しています。もち
ろん、「密放流」が原因であるという説に反論したい真面目な
バサーも大勢いることと存じます。しかし、これが国民の認識
であることは事実ですし、「密放流」はないと断言できるバサ
ーはいないはずです。私達釣り人は、川や湖は国民全体のもの
であり、釣り人だけのものでないと認識すべきです。また、国
民全体の意見を無視してバスで利益を得ようと考えることも間
違いです。
 最後の第三点です。ブラックバスが特定外来生物として指定
されてもバス釣りは出来ます。釣り自体は禁止されないこと、
リリース禁止にはならないことは明言されています。最終的に
はゾーニングを妥協点として、バサーの皆さんが団結すること
がベストです。さもないと、一億人を敵にまわすことになります。

             <新潟在住、45歳 漁労長>

以上です。(平成17年1月25日記)



ブラックバス問題 目次
ホーム(トップページ)