ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

イナダ (1)

写真をクリックすると大きくなります。
ルアーフィッシングで釣ったイナダ
写真1
サーフトロールングで釣ったイナダ
写真2
サーフトロールングで釣ったイナダ
写真3
サーフトロールングで釣ったイナダ
写真4

イナダ(ブリ、ワラサ)

イナダは青物の代表選手、ブリの幼魚です。肉食回遊魚で、メタルジグをよく追います。新潟では最も人気のあるルアーフィッシングの対象魚です。大謀網による佐渡の寒ブリ漁は有名ですが、残念ながら防波堤からブリは狙えません。防波堤から釣れるのは、イナダ(40cm級)と、新潟ではシオノコと呼ばれるもの(約30cmの当歳魚)が主体です。

イナダやブリは日本海を回遊しています。冬の一番寒い時期は能登半島より西域にいますが、春とともに北上して北海道まで達します。そして夏が過ぎると南下します。ちょうど、太平洋側を回遊するカツオの動きと対称的です。ノボリカツオにクダリカツオならぬ、ノボリイナダにクダリイナダです。この回遊の途中、新潟でイナダが釣れるのです。

春のイナダは3月頃から新潟東港湾内で釣れます。新潟東港には火力発電所の温排水があり、新潟西港よりかなり早く釣れ始めます。年によって変動しますが、新潟西港でよく釣れるようになるのは5月以降です。そして梅雨明け頃から釣れなくなるように思います。その後、お盆過ぎからシオノコが釣れ始める年があります。秋のイナダは例年秋分の日頃から当たります。

イナダの写真

写真はいずれも昨年(平成16年)に釣ったイナダやシオノコです。近年、イナダは明らかに小型化しています。また大釣りすることも減ってきました。単なる年毎の変動で一過性現象ならいいのですが、今まで釣れなかったサワラやタチウオが増加しており、地球温暖化に伴う長期的変化の可能性もあり、懸念されます。

写真1は5月20日に新潟西港でメタルジグをキャストして釣ったイナダです。この時期はメタルジグのジャークアンドフォールが効きます。白いマテリアルをドレッシングしたアシストフックを装着すると、より効果的です。

写真2は9月21日に新潟西港で弓角をサーフトローリングして釣ったイナダ、写真3は同港でカグラをサーフトローリングして釣ったイナダです。サーフトローリングに関しては次頁でお話ししますが、秋のイナダはメタルジグよりサーフトローリングが有効です。5倍以上釣れます。

写真4は10月9日に新潟西港で爆釣したイナダです。年に一度でいいからこんな朝があると、釣りをやめられなくなります。

次頁に続く。)



次頁
「ルアーフィッシング釣魚図鑑」はじめに(目次)
ホーム(トップページ)