ところで、ネットでお小遣いが稼げると喧伝しているホームページがいくつもあります。私は個人的に、「ネットでお小遣い」系ホームページと呼んでいます。そこは、「1年で何十万円も報酬を獲得しました。あなたも是非どうぞ。」と勧誘しています。本当にそんなに稼げるのか、私は疑問に思いました。
そこで、ある「ネットでお小遣い」系ホームページを分析しました。アクセスは日に50程度なのに、年間数十万円の収入と自称しています。ということは、延べ約2万のアクセスで数十万円の収入、すなわち、アクセス1件当り10円以上です。
そのホームページを閲覧して、広告バナーをクリックして、自動車保険を契約したりヤフー！BBを申し込む人がそんなにいるとは信じられません。なぜなら、「ネットでお小遣い」系ホームページを訪れる人は、自動車保険やブロードバンドではなく、ホームページで稼ぐことが関心事だからです。
しかし、私はじきにそのからくりを発見しました。「ネットでお小遣い」系ホームページの主たる収入源は、自動車保険やブロードバンド等の広告バナーではないのです。「ネットでお小遣い」系ホームページの収入源は、「紹介プログラム」というシステムなのです。
「紹介プログラム」とは、以下のようなシステムです。例えば、先ほど紹介した広告代理店、そのバナーをあなたがクリックして広告提携を申し込むと、私に100〜500円前後の報酬が支払われます。これが「紹介プログラム」なのです。つまり、ホームページに広告バナーを掲載したい人を広告代理店に紹介すると報酬が支払われるシステムのことです。
「ネットでお小遣い」系ホームページは、「広告バナーは儲かる」と喧伝して閲覧者を集め、その気にさせます。1人が数社に広告バナー掲載を申し込むと数百円の収入です。1日に平均1人ずつ勧誘すれば、年間20万円程度になる計算です。つまり、「ネットでお小遣い」系ホームページは、実は自分だけは「紹介プログラム」で確実に収益を上げており、本来の広告バナーでは儲からないのです。皆様、だまされませんように・・。
以上、ホームページの広告バナーについて、簡単に紹介しました。何度も申し上げますが、ほとんど儲かりません。でも、関心のある方はお試し下さい。また、ご質問はいつでも遠慮なくどうぞ。なお、広告バナーをお験しの際は、何とぞ、前頁のバナー経由でお願いします。
（当サイトは、発展途上国の子供たちの健康を守る為に、広告収入の一部をフニセフに寄付しています。）