ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

ルアーフィッシング、ルアーを買う(川釣り編)(続き)

本流用ルアー

本流といっても川の規模や水量によりルアーの選択に幅があります。とりあえず日本海側の本流の大物狙い(アメマス、大イワナ、サクラマス、アメマス、ニジマス)の場合を想定してお話します。

スプーン

スプーンは、コータックコンデックス、ピュアスプーン、ダイワクルセダー、リョービサクラマススペシャルが安くてよく釣れます。サイズは13g〜18g、色はあまり関係ないかもしれませんが、赤金がもっとも人気あります。ビギナーは迷わずこれだけ使うのも一つの手です。

サイズは、水深やポイントまでの距離で決めますが、現場に行くまでわかりませんので、13、15、18gと購入して下さい。上記の4つのルアー全部を買う必要はありません。私はどれも持っていますが、コンデックス、クルセダーしか買ったことはありません。あとは川底に引っ掛かっていたのを減水期に拾い集めた物です。 予算の都合でスプーンを5つしか買わないのなら、私ならコンデックス赤金18gを5つ買います。

ミノー

最近は本流ミノーイングがはやりです。しかし、ミノーは高価です。スプーンは400円前後で買えますが、ミノーは1000円から1600円もします。おまけに慣れないと、すぐに川底に引っ掛けてなくします。 (これを根掛かりといいます。)

ミノーは潜行深度により、サーフィス(表層、水深約60p)、ミディアムディープ(中層、水深1〜1.5m)、ディープダイバー(深層、水深約2m)に分けられます。 サーフィスでサクラマスを釣ったことはありません。このタイプでサクラマスが釣れれば、根掛かりによるロストも少なく、費用対効果では効率的だと思います。ただ、釣れるという実績も自信もないので全然使っていません。 ディープダイバーは効果的ですが、川底に引っ掛かってすぐなくします。本当です。この不景気の中、費用対効果ではちょっと問題です。だから最近はめったに使っていません。

私はミディアムディープをお勧めします。具体的には、バスデイのシュガーディープショートビル、ヨーヅリのマグミノーがお気に入りです。サイズは9p、色は、赤とかオレンジのような派手な色が好きです。根掛かりも少なく、実績もあります。特にマグミノーは1000円前後で購入できますし、強い流れにも負けません。また、河口のスズキ(シーバス)フィッシングにも効果があります。最初は2つ買えば充分です。

ややこしくなりますが、 また、ミノーはフローティングタイプ、サンペンドタイプ、シンキングタイプの3つに分けることもできます。 例えば、同じサーフィスタイプのミノーでも、フローティングタイプ、サンペンドタイプ、シンキングタイプの3種類があるのです。

フローティングミノーは比重が水より軽く、リトリーブしなければ水面に浮いたままです。 サンペンドタイプは水と同じ比重です。したがって、リトリーブしなければ一定の深度に留まり、浮きもしなければ沈みもしません。

シンキングミノーは比重が水より重く、リトリーブしなければ沈んでいきます。 この違いは、ルアーの重量(比重)の違いによります。したがって、フローティングミノーは同じ型のシンキングミノーよりちょっと軽くできています。飛距離を出したい時はシンキングミノーの方が若干飛びます。また、水中のことは見えませんが、たぶん、シンキングミノーよりフローティングミノーの方が、軽い分、動きが大きいはずです。 シンキングミノーはリトリーブしなければ沈みますので、沈めて釣りたい時に向いています。しかし、キャストしてすぐリトリーブした場合の潜行深度は、フローティングミノーとシンキングミノーでは大きな差はないです。ただ、見えないし、データも見たことないので、違うかもしれません。

サスペンドミノーは、例えば、リトリーブして潜った所でリトリーブを中断すると、その深度に留まることになっています。池や湖ではうまく機能するかもしれません。しかし、流水中ではリップに流圧がかかり、やっぱり潜行します。また、水の密度は水温で異なりますので、15℃でサスペンドするミノーも4℃では浮きます。 流れる川ではサスペンドミノーの意義ありません。

早い話、先程お話したように、最初はバスデイのシュガーディープショートビルかヨーヅリのマグミノーを購入することをオススメします。「私のオススメルアー」、「私のがらくた箱」もご覧下さい。


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