ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

ルアーフィッシングと遅合わせ

見釣りで、イワナやイナダがばれちゃった!

ルアーは生エサと違います。ルアーを口にくわえたイワナやヤマメは、異物感を感じて吐き出そうとします。0.25秒で吐き出すと記載している入門書もあります。しかし実際に観察していると、瞬間的に吐き出すことは少ないように感じます。 こんな経験ありませんか。

魚の口

魚の口や顎は硬いです。特に中央先端部分が硬いです。ここはなかなかフッキングしにくい場所なのです。これに対して、口の両脇の蝶番(ちょうつがい)は若干柔らかく、形状からもフッキングしやすくなっています。

追っかけてきた魚を直接観察しながら合わせると、タイミングが合い過ぎて、合わせた瞬間、針先がちょうど一番硬い、口の中央先端部分にぶつかります。これでは、フッキングが失敗してもおかしくありません。

見釣りでは、遅合わせ!

これが、見えない水中の深い所で魚がヒットした場合はどうでしょうか? 食い付いた衝撃がラインとロッドに伝わり、そしてようやく手で感じることになります。そうすると、合わせのタイミングは、目で見て合わせる場合より、かなり遅れます。その間に、ルアーをくわえた魚は反転しています。魚が反転すると、口の中のルアーは、蝶番(ちょうつがい)に移動しているので、この時に合わせが入ると、ばっちりフッキングするのです。

では、ルアーを追いかけて来て、ヒットする瞬間が見える魚の場合も、魚が反転するまで合わせなければ、理想的な位置で合わせができるのではないでしょうか。 私は、追ってきた魚がルアーに食い付くところを観察できる時は、魚が反転して更に30cm程度泳いでから合わせるようにしています。この間にルアーを吐き出されたことはありませんし、バラシの頻度も明らかに減少します。


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