バス釣りをやめたルポライターが全国各地を取材。ブラックバスの密放流、在来生物への危険、業界の問題を指摘。
ブラックバスの環境破壊、密放流の問題と釣り業界の体質について。在来生物や内水面漁業だけではなく、ブラックバスも、おどらされた一般アングラーも、業界の哀れな犠牲者であるというのが私の読後感想。
ブラックバス問題をバス擁護派の立場からアカデミック風に取り上げた本。薄っぺらなわりに高いので、私は古本を購入した。210円だった。その程度だった。
最近発行された本だが、元々は数十年前にかかれた内容。
大学者のイワナの分類に関する論考は、先見の明と言うべき。また、古き良き時代の探検とトラウトフィッシングも面白い。
サクラマスとヤマメ、イワナとアメマス、その他のサーモンやトラウト達の生態学入門書。このような本は、きっと初めてだ。これを読まずに知ったかぶりはやめてくれ!
サケ (1974年) 世界動物記シリーズ4 今西錦司監修 |
アトランテッィクサーモンの興味ある生態。大西洋系のサーモンは、我らが太平洋系のサーモンとかなり異なることがわかる。
川と湖の生態 (1971年) 生態学への招待5 |
内水面の生態系。流水と湖水の違い。河川改修の影響。
こういった知識がないと、フレッシュウォーターでの釣りは不利。
専業漁師から見た、琵琶湖の魅力と漁師の生活。ブラックバスや水質汚染など環境や外来魚問題も言及している。
ふなずしの謎 淡海文庫 (5) |
琵琶湖の食文化。ふなずしの紹介。魚料理ファンは見逃せない。
奥アマゾン探検記〈上〉 (1978年) (中公新書) 著者:向一陽 出版社:中央公論新社 本体価格:720円 |
奥アマゾン探検記〈下〉 (1978年) (中公新書) 著者:向一陽 出版社:中央公論新社 本体価格:718円 |
行ってみたいが行けそうもないアマゾン。この2冊は好奇心とスリルあふれる未開のアマゾン源流探検記録。大ナマズやトラドフィッシングも面白い。(文中ではニジマスと記載されているが、ニジマスではなくトラドだと私は思う。)
これもアマゾンについて。奥アマゾン探検記の方がオススメだが、暇ならこれもどうぞ。
楽しい水生昆虫の図鑑。