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今回は釣具ではありません。漁具です。
写真をご覧ください。叉手網とか弓網と称する川魚漁用の網です。
以前、子供たちと一緒に在来魚を駆除するために購入しました。これで息子や娘と一緒にカジカ、ドジョウ、フナ、アユ、カワエビを盛んに捕獲しました。カジカ酒や唐揚げ、ドジョウの柳川鍋、コブナの甘露煮、稚アユの天婦羅、エビのかき揚・・・・。たまりませんでした。
ところが近年二人とも成長してしまい、私と遊んでくれなくなりました。その結果、叉手網(弓網)の出番もなくなり、物置で蜘蛛の巣まみれになっていました。家内が廃棄しなかったのは、奇跡としか言いようがありません。
平成17年12月、池干しをしてブラックバスを駆除するイベントがありました。叉手網(弓網)、復活です。
外来魚駆除といっても、私の場合、在来魚も一緒に駆除します。コブナを乱獲して甘露煮にするつもりでした。しかしフナは、鍋に入り切れない大物ばかり・・・・。
いったいこれはどうなっているんだ!
駆除に参加していた琵琶湖博物館の中井博士のお話では、コブナは一匹残らずブラックバスが食い尽くすので、でかいフナしか生き残れないとのことでした。
許しまじ、外来魚ブラックバス。
地酒をちびちび引っ掛けながらコブナをこんがりと焼く、とりあえず数匹醤油をかけてつまみ食いする、残りを甘辛く甘露煮にする、骨ごとぱくりと賞味する・・・・。
この至上の愉悦は、露となって消え去ったのでありました。やんぬるかな。
でも、大フナのアライを鱈腹いただき、まずもって満足した次第です。
ということで、叉手網(弓網)、一家にひとつ必需品です。是非、お備え下さい。