ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

昭和のレトロ、田辺針

田辺針

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田辺針
写真1

今回は少々珍しいものを紹介します(写真1)。田辺針です。一包に釣り針が500本ずつ包装されています。ご覧のようにレトロな商品ですので、現在は製造していないのかもしれません。私はサビキを自作する際に使用しています。

じつは、2号のサイズがもうじきなくなりそうだったので探し求めていましたが、どこの釣具屋さんでも見かけず、あきらめていました。ところが先日、出先の小さなお店で偶然在庫を発見、さっそく2号と2.5号を購入しました。一包500本入りですので、これで数年間は持ちそうです。

なお値段ですが、2.5号(はりよし製)が900円、2号(金星製)が350円でした。ここだけの話ですが、おまけとして金袖針(20本入り)を10袋頂きました。田辺針が売れたことが、よほどの出来事だったようです。((平成17年9月4日記)


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田辺針
写真2
田辺針
写真3

写真2をご覧下さい。紙で包装されています。昭和初期の雰囲気が漂い、とてもレトロです。

この紙を開くと、針がセロハン紙に包まれています(写真3)。これは防湿防錆の目的ですが、ビニールでないところが時代を示唆しています。


田辺針
写真4

各サイズの田辺針を写真4に拡大しました。一番上から、2号(白金)、2.5号(白金)、3号(白金)、4号(白金)、4号(銀掛け)、6号(金)です。田辺針は、袖針の軸を長くしたような形状です。針先がわずかに外側を向いているような気もします。また、サイズを示す号数は通常の針とはまったく違う体系です。

豆アジには2〜3号、小アジ以上には3〜4号、イナダには4号を用います。6号(金)はカマス用です。

カラーは、白金、銀掛け、金があります。銀掛けは一回使用すると光沢が鈍りますので、ちょっと気になります。したがってほとんど使用していません。


サビキ作り

釣具屋さんでサビキを入手出来るのに、はたしてサビキを自作する利点があるのか疑問を抱く方もいることでしょう。サビキを作ること自体が楽しみですので、いちいち意義を問われても困惑します。でも、敢えて上げてみます。

サビキを作るのは意外と簡単です。もっとも単純な方法は空針仕掛けです。針に毛も皮も付けない、ただ針だけのサビキです。これをナス型オモリでキャストすると、エサもコマセもないのに、アジやカマスが釣れます。一度お試し下さい。興味を覚えたら、ハリスを結ぶ際にビニール紐をほぐしたものを一緒にくくり付ければ、それらしいサビキになります。

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