ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

中越沖地震と断層と県営東部産業団地、「新潟県の地学」

中越沖地震から100日が経過しました。柏崎原子力発電所下に活断層があるのかないのか騒がれていますが、その調査を当事者の東京電力が行っています。東京電力は長年事故隠しとデータ改竄で新潟県民を馬鹿にしてきました。調査結果がどうであろうと、もう誰も信じません。危険な原発は直ちに廃炉にして下さい。ただし、放射性物質半減期が来るまで1万年間、ひたすら固定資産税を払い続けてください。

さて、先日五頭連峰に登ってきました(五頭連峰縦走参照)。五頭連峰西側には結構有名な月岡温泉のほかにも、出湯、今板、村杉、宝珠と沢山の温泉が並んでいます。これではまるで五頭山が活火山みたいです。じつはここには新発田小出構造線(≒月岡断層)という、中越地震とも関連する断層があるためなんです。

新潟県地学のガイド(下)(コロナ社)の記載を要約すると、

なるほど、温泉が出る訳だ・・。そういえば、平成7年4月にM6の直下型地震がありました(汗)。

ところでこの谷の南側に、県営東部産業団地なるものがあります。地元はここに企業を誘致して地域の雇用確保と税収アップを図りたいのですが、今のところぺんぺん草です。でも中越地震と中越沖地震が続いた後です。企業の危機管理からいうと、あるいは株主総会対策の観点からも、工場建設はちょっとここには・・・って感じです(涙)。また、老朽化して耐震力に不安のある阿賀野市立水原郷病院をここに移転新築移するという噂もありましたが、断層に病院を建てるとなると、本末転倒というのか、角を矯めて牛を殺すというか、ミイラ取りがミイラというのか、木に拠りて魚を求むというのか、あぶはちとらずというのか、なかなか上手く表現できませんが、とにかくとんでもないことになりそうです(涙)。


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