「土を喰う日々 わが精進十二ヶ月」（水上勉）を読みました。
この本で知ったことですが、水上勉氏は少年時代、禅寺の小僧をしていたそうです。したがって水上氏の精進料理は本物で、最近よくいるグルメの知ったかぶりではありません。こういうことを言う私自身ちょっと後ろめたいところがあるのですが・・・。
精進料理というものは、単に野菜ばかり食べるものと勘違いしていました。でもこの本によると、精進料理とは日々の料理を一生懸命工夫するから精進料理と呼ぶらしいです。なるほど・・・。
内容で個人的に関心を持ったところは、梅干とキノコの話題です。精進ですので、残念ながら魚料理はありません、当たり前ですが・・・。梅干に関しては、やっぱり自分で作らないとダメですね。