ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

「共生の生態学」岩波新書

「共生の生態学」(岩波新書、1998年)を読みました。著者の栗原康氏は牛の腸内細菌が専門のようです。牛の胃袋には細菌が住んでいて、牛が食べた牧草のセルロースを消化してくれることは以前から知っていましたが、本の前半はそれについて詳細に解説しています。

後半は、前半で述べた牛と細菌やら原虫との共生から一歩進めて、生態学について記載しています。生態系にはサイクル系とフロー系があること、とか、例えば干潟の水質浄化機能はどうなっているか、といったことを実例とともに分かりやすく解説しています。

明日からの魚釣りに直接役立つ知識は得られませんが、海や川や山を見る視野が広がった気分です。


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