昨日新しい自民党総裁が決まりました。感想を求められた某自民党議員は「(閣僚)人事は適切に行って欲しい」と発言していました。国民の関心は、例えば年金問題とか、政治と金の問題とか、格差問題です。それなのに某議員さんは開口一番閣僚人事のことを発言しました。どうやら自分や自分の派閥の者が大臣に選ばれるかどうかしか心配していないようです。やはり自民党は終わっていますね。
さて、「北越雪譜」を読みました。「北越雪譜」は170年前の天保8年に出版された雪国越後の風物誌で、著者は鈴木牧之という塩沢の商人です。もちろん昔の書物ですので古文で書かれているはずですが、この度、古本屋で現代語訳を見つけました。
内容は、温暖な地方の方には想像出来ない豪雪地方の生活に関することが中心ですが、それだけに限らず、当時の越後の風物を細かく記録しています。例えば、「熊、人を助ける」「雪中の虫」「雪崩」「越後縮の雪晒し」「「機織女の発狂」「狐火」「「鮭の州走り」「秋山郷」等々。
ただ気になる点があります。市町村合併でこの本にも登場するような歴史ある地名が消えてしまいました。私は魚沼地方に親戚が多い関係上本に出て来る地名はすぐ分かります。それだけに寂しいというか残念な気持ちです。
秋の夜長、「北越雪譜」を是非一読下さい。