久し振りに、美人の奥さんが店番をしている酒屋さんに出掛けました。
その店には黒い柴犬がいます。「将を射んと欲すればまず馬を射るべし」。まずワンちゃんのご機嫌をとるつもりでしたが、あいにく散歩帰りの空腹状態、いくら名前を呼んでもエサ皿に顔を突っ込んだままでした(涙)。
さて、NHK大河ドラマ「風林火山」で、ガクトさんが上杉謙信公(長尾景虎)を演じて話題になっています。そこで、今回は本醸造「越乃景虎」を買いました(写真)。2千円でした。
持ち帰ってよく見ると、1升ビンには「超辛口」というラベルが貼ってあります。何でも辛ければいいという風潮には同調できないので、これはうっかりしたと後悔しました。しかし実際に飲むと甘いので安心しました。
でもちょっと待てよ、超辛口を甘く感ずる私はやっぱり味音痴なのかな、とあらたな問題が発生した次第です。でも酒造元の製品紹介を読むと、「日本酒度が+13.0もありながら実際口にすると辛くは感じず、甘いとおっしゃる人さえいます。」と紹介されています。日本酒度って何のことか分かりませんが、「俺の味覚もまんざらじゃあないな・・!」って感じです。
酒造元は諸橋酒造です。旧栃尾市の酒屋さんですが、現在は市町村合併で我が故郷長岡市に編入されています。上杉謙信公がまだ長尾景虎と名乗っていた若い頃に栃尾城で過ごしたことがお酒の名前の由来です。
大学の教室にいた頃は栃尾郷病院に出張すると、毛鉤でヤマメを釣ったり栃尾城跡に登ったものです。城跡は結構な山で、空掘りとか武者溜りとか遺構が残っていましたが、中越地震でどうなったことでしょう。
上杉謙信公は、たしかこの城を根拠に15歳で旗揚げをし、寄せる大軍を散々討ち破ったと聞いています。大器晩成タイプの私は既に48歳ですが、いつまでたっても頭角を現しません(笑)。