「クローンの世界」(中内昭著、岩波ジュニア新書、1999年)を読みました。
私としては、ヒトや哺乳動物のクローンに関する知識を期待したのですが、ホヤとかゾウリムシとか全然違う生き物の話ばかりでした(汗)。著者は海洋生物の研究者ですので当然ですね。でも、自然界ではクローンで繁殖する生物がたくさんいることを知り驚いた次第です。
一応最後のほうに哺乳動物やヒトについても記載されています。著者はこの分野における科学技術の応用に関してもっと議論するべきであると警鐘を鳴らしています。確かにその通だと私も共感した次第です。