岩波ジュニア新書「図書館へ行こう」

昔、たしか「病院へ行こう」というタイトルの映画があったような気がしますが、このたび、古本屋で「図書館へ行こう (岩波ジュニア新書) 」（田中共子著、岩波ジュニア新書、2003年）という本を見つけました。

著者は東京都杉並区立の図書館職員です。ジュニア新書ですから読書対象は中学生を想定して執筆された文章です。難しい言葉もなく、私にはちょうどいい感じです。でも、なるほど図書館はこうなっていたのか、とか、こうやって活用する方法もあったのか、とか、職員はこういう仕事をしていたのか、と理解することができました。

昨今インターネットが普及して本や図書館の影が薄くなってきましたが、ネットの情報は信頼性に欠ける傾向があります。またネットサーフィンなる言葉が表すように表層的な知識を得るには向いていますが、集中力を発揮して勉強したり深く思索するのはちょっとって感じです。たまには図書館もいいものだと思います。