5月24日、外勤日の朝、晴。勤務前に出張先付近の川と裏山探検。
川でカッコウの初音を聞きました。長年のアウトドア経験によると、この辺りでは例年5月24日がカッコウの初音の指定日です。今年は暖冬小雪でしたが、カッコウに関しては平年並みといえます。
山できれいな花発見(写真)。原色牧野植物大図鑑 (離弁花・単子葉植物編) によると、シャガ(アヤメ科)のようです。そこで一句。
シャガ咲いて丸太を渡る登山口 (山下しず子)
キビタキ、オオルリ、ホオジロ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ヤブサメ等が鳴いていました。サンコウチョウはいませんでした。
湿地でクロアゲハらしきチョウ発見、よく見ると後翅に特徴的な斑点があり、モンキアゲハでした(写真)。
モンキアゲハは南方系のアゲハで、日本海側の分布は新潟県が北限と記載されています。
私が昆虫少年だった昭和40年代後半には、新潟県ではモンキアゲハはかなり珍しいチョウだったように記憶しています。この個体は小型なので蛹状態で越冬した春型です。雪国で越冬するうえに容易に見られるようになったとすれば、これもやはり地球は温暖化現象の影響かもしれません。喜んでばかりもいられない複雑な心境です。